スポンサーリンク

【ウマ娘】「出遅れ」と「超良血」のギャップ、ルーラーシップ徹底解説

ウマ娘元ネタ
スポンサーリンク

【本ページはプロモーションが含まれています】


ウマ娘では「ボドゲマスター」として知られ、自信満々な態度から一転して「オワオワのオワ〜」と絶望するギャップが魅力のルーラーシップ

この負けると途端に絶望してしまう「豆腐メンタル」なギャップは、実在馬ルーラーシップの「凄まじい実力」と「致命的なゲート難(出遅れ)」という、あまりにも極端な史実が元になっているんです。


この記事では、そんな2000年代後半から2010年代前半にかけて日本競馬界を沸かせた超良血馬、ルーラーシップについて、ウマ娘から競馬を始めた初心者に向けてわかりやすくご紹介します。

ぜひ、最後までご覧ください。




スポンサーリンク

競走馬『ルーラーシップ』とは?

https://umamusume.jp/character/rulership

競走馬『ルーラーシップ』は2007年5月15日生まれの鹿毛の牡馬、2010年にクラシックを迎えた10世代と呼ばれる競走馬です。

はNHKマイルカップ・東京優駿(日本ダービー)の変則二冠を制し、種牡馬としても大きな成功を収めた「大王」キングカメハメハ
はオークス・天皇賞(秋)を制した「女帝」で、ウマ娘でもお馴染みのエアグルーヴ
名前の由来は英語で「統治者の支配権(Rulership)」を意味し、「大王」の父、「女帝」の母を連想して名付けられました。


ルーラーシップは日本を代表する名馬同士の間に生まれた「日本競馬の結晶」とも言える超良血馬で、一口馬主での募集価格は1億8000万円という超破格の「超エリートお坊ちゃま」でした。

多くの期待を背負って誕生し、デビュー前から「他の馬とは違うオーラがある」「本当にこんないい馬がウチに来ていいのか!?」と角居勝彦調教師が感じたほど、本当に素晴らしく良い馬。

しかしレースでは一歩の歩幅が大きく、小回りが苦手という不器用な面があり、ゴールドシップが120億円事件を起こす前まで、出遅れの代名詞的存在といえばルーラーシップでした。

ウマ娘での「負けるとメンタルが崩壊する」、「策に溺れて負けるとヘコむ」設定は、実馬が非常に高い能力を持ちながら、精神的な若さや「ゲート難(出遅れ)」で自滅してしまうことが多かった史実が、モチーフとなっているのです。


史実で対戦のあるウマ娘

  • トーセンジョーダン 
  • ローズキングダム 
  • エイシンフラッシュ 
  • ドリームジャーニー 
  • レッドディザイア 
  • ウインバリアシオン 
  • フェノーメノ 
  • ヴィクトワールピサ 
  • ブエナビスタ 
  • ジェンティルドンナ 
  • ゴールドシップ 
  • オルフェーヴル 

同期のウマ娘

  • ヴィクトワールピサ
  • エイシンフラッシュ
  • ローズキングダム
  • カレンチャン

血統繋がりのウマ娘

  • エアグルーヴ 史実における
  • アドマイヤグルーヴ 史実における半姉
  • ドゥラメンテ 史実における(アドマイヤグルーヴ産駒)
  • キセキ 史実における子供
  • タイトルホルダー 史実における甥孫

角居勝彦厩舎繋がりのウマ娘

  • シーザリオ
  • ウオッカ
  • ヴィクトワールピサ
  • エピファネイア
  • ヴィクトワールピサ

史実の交配相手

  • メジロドーベル
  • フサイチパンドラ
  • ブエナビスタ

世界を制した実力と栄光、そして「伝説の出遅れ」

https://x.com/uma_musu/status/2026179047861125464

ルーラーシップの現役生活は、凄まじい末脚(スピード)と、それを台無しにする「出遅れ」との戦いでした。


多くの期待を背負ったエリート街道の苦悩

ルーラーシップのデビューは2009年12月27日に行われた、阪神競馬場の新馬戦(芝2000m)、圧倒的1番人気の単勝1.5倍の期待に応えて、3馬身半差で圧勝します。

年明けの若駒ステークスでも1番人気に支持されますが、器用な立ち回りをしたヒルノダムールに届かず2着と惜敗。
続く3戦目にはセントポーリア賞を予定していましたが、熱発のためこれを回避してすみれステークスに目標を変更、すると今度は蜂窩織炎フレグモーネを発症したのでこちらのレースも回避、結局当初の予定から2週間後の、アルメリア賞にまでずれ込んでしまいました。

そして迎えたアルメリア賞でも単勝1.4倍の1番人気に応え、2着馬に1馬身1/2差を付けての1着となります。

蜂窩織炎フレグモーネ
細胞間質を広範囲に融解して細胞実質を壊死させている、進展性の化膿性炎症


4戦目となった初の重賞毎日杯(GⅢ)、このレースでも1番人気でしたがスタートでキャリア初の「出遅れ」、それに加えて隣を走っていたザタイキの故障・落馬の影響もあって5着と惨敗。
この敗戦により、陣営は皐月賞への出走を断念します。


短期放牧を挟み、東京優駿(日本ダービー(GⅠ))へのステップレースとして、プリンシパルステークスに単勝1.9倍の1番人気で出走すると、直線ではメンバー最速タイの上がり3ハロン、33秒7を記録し4馬身差をつけて圧勝します。

見事東京優駿(日本ダービー(GⅠ))への出走を獲得しましたが、レース本番では主戦の岩田康誠騎手がヴィクトワールピサに騎乗したため、四位洋文騎手を背に出走します。
道中は順調でしたが勝負所で仕掛けが遅れ、直線でゲシュタルトに前をカットされた影響もあり、結果は5着
1着エイシンフラッシュが記録した驚異の末脚に屈したものの、期待された良血馬としてのその実力は見せたのです。


ダービー後は休養に入り、年末の鳴尾記念(GⅢ)では岩田康誠騎手に手綱が戻ると2番人気に支持されます。
ヒルノダムールに半馬身差をつけて見事勝利、ついに待望の重賞初制覇。
続けて出走した有馬記念(GⅠ)はクリストフ・ルメール騎手と共に挑み、6着と健闘します。


重賞を連勝、しかしGIには届かず

4歳になったルーラーシップの初戦は1月16日の日経新春杯(GⅡ)、ウンベルト・リスポリ騎手騎乗のもと2番人気で出走すると、断然人気のローズキングダム、3番人気ヒルノダムールといった同期を寄せ付けず2馬身差で完勝

鳴尾記念に続く重賞2勝目を飾ったルーラーシップでしたが、次走のドバイシーマクラシック(GⅠ)では直線半ばで失速して6着に沈みます。

ドバイから帰国後の金鯱賞(GⅡ)では1番人気で出走、ところがゲートで跳び上がるという大出遅れ
それでも不良馬場をものともしない豪脚で、全馬をごぼう抜きして勝利し重賞3勝目を挙げました。

6月26日の宝塚記念(GⅠ)では、1年ぶりに横山典弘騎手騎乗で2番人気に支持されたルーラシップ、しかし直線では前走で見せた末脚は見られず5着に終わります。
秋には天皇賞(GⅠ)への出走を表明していたもの、爪の不安からレースを回避することになりました。


ここまでのルーラーシップの成績は、見事に勝っては負ける・勝手は負けるの繰り返し
「前走負けたのだから、次は勝つのでは?」という、一種のジンクスとファンの期待で迎えた12月の有馬記念(GⅠ)
単勝11番人気の低評価の中、ルーラージプは後方から全馬中最速の上がり33秒2の末脚を見せますがオルフェーヴルには敵わず、それでも4着と好走しました。


香港での栄光、そして伝説(の大出遅れ)へ…

有馬記念後はアメリカジョッキークラブカップ(GⅢ)優勝して重賞4勝、続く日経賞(GⅢ)では3着に敗れます。

次走は香港へ遠征し、クイーンエリザベス2世カップ(GⅠ)に出走すると、2着に3馬身3/4の差をつけて、GI初制覇を海外で成し遂げました。
このレースで見せつけたルーラーシップの強いレースぶりは、香港のみならず、欧州でも高く評価されます。


帰国後の宝塚記念(GⅠ)ではスタートから出遅れ気味、直線では外から早めにスパートしましたが、内からオルフェーヴル交わされ、2馬身差の2着に敗れます。

そして前年度は出走できなかった秋の天皇賞(GⅠ)、ここでもルーラーシップはスタートで出遅れて道中は後方待機。
メンバー最速タイの上がり33秒1の脚で追い込んだものの、エイシンフラッシュに敗れ3着

続いて出走したジャパンカップ(GⅠ)でも、三冠牝馬ジェンティルドンナを抑えて2番人気に支持されますが、ここでもルーラーシップはスタートで出遅れ
そして前走と同じくメンバー最速の上がり32秒7の豪脚を見せますが、ジェンティルドンナ、オルフェーヴルから離された3着に沈みます。


そしてその日は訪れた。

ルーラシップの現役ラストランとなった、12月23日開催の有馬記念(GⅠ)

陣営は「今度こそ出遅れないように」とゲート練習を何回も重ね出遅れ防止用の矯正器具を外すなどして、まさに万全の態勢で臨みます

しかしそんな陣営側の努力も虚しく、ゲートが開いた瞬間、ルーラーシップは後にフェラーリのエンブレムのようと言われるほどの見事な立ち上がりを披露し、10馬身近い歴史的な大出遅れ
実況の青嶋アナも思わず「あぁ~……」と声を漏らすほどでしたが、そこから最後の直線で追い込み、3着まで食い込みました。

この有馬記念で勝利したゴールドシップが2015年宝塚記念にて、約120億円の馬券を紙くずにした、いわゆる120億事件を起こすまで、出遅れの代名詞といえばルーラーシップだったのです。
一つ救いがあるとすれば、ルーラーシップは3着入賞したので、ゴールドシップのように馬券を紙くずにしなかった事でしょう。



この「GⅠ3戦、3連続、出遅れて3着」という、強すぎるのか何なのかわからない結果により、ルーラーシップはゲート再審査を課されることになります。
そして角居調教師は「今後納得できる形で競馬を使うのは難しい」との判断で、12月26日にJRAの登録を抹消。
生まれた時から多く期待をされ、ある意味で忘れられないレースを見せた超エリート馬は引退となったのです。


引退後のルーラーシップ

ルーラーシップ ひとコマ

引退後のルーラーシップは父キングカメハメハの後継者として、社台スタリオンステーションで種牡馬入りしました。

出遅れ癖が遺伝するのでは?」とファンに心配されましたが、サンデーサイレンスの血を持たない貴重な種牡馬として大人気となります。


初年度産駒のキセキ菊花賞を制したのを始め、

  • 2015年産メールドグラース アメリカGⅠコーフィールドカップ制覇
  • 2018年産ソウルラッシュ マイルチャンピオンシップ制覇
  • 2020年産ドルチェモア 朝日杯フューチュリティステークス制覇
  • 2021年産ヘデントール 春の天皇賞制覇

次々とGⅠ馬を輩出し、ルーラシップは種牡馬として大成功します。
ちなみに、代表産駒のキセキも父譲りの出遅れ癖をしっかり受け継いでしまい、ファンからは「やっぱりルーラーの息子だ……」と温かい目で見守られていました。


誰よりも強いはずなのに、自分に負けてしまう。
ルーラーシップは誰よりも速く走れる能力を持ちながら、一番大切な「スタート」が誰よりも苦手という、最高に人間味(馬味?)あふれる名馬でした。

ウマ娘のストーリーで、あの有馬記念がどう描かれるのか?
ぜひ育成ストーリーにて確かめてください、フェラーリのエンブレムのようにならないことを願って。


タイトルとURLをコピーしました