早い段階からヴァイガルドにいて、フルカネリ商会でマキーネの修理に携わっていたタムス。
ガテン系あんちゃんのような見た目をしていても、中身はプラモに夢中で好きなこと以外はどうでもいいというオタク少年のようなメギドです。
大丈夫、オタクは日本の文化です。
そんなタムスの元ネタとなったのは、シュメール神話に登場する神様。
ですが見方によっては、奥さんの尻に敷かれているように思える神様でした。
タムスはどんな悪魔?
タムスの詳細情報 – 【公式】メギド72ポータルサイト (megido72-portal.com)
タムス(タムズ/タンムズ/ドゥムジ)はジョン・ミルトンの『失楽園』では堕天使の一柱、ヨーハン・ヴァイヤーの『悪魔の偽王国』では地獄から派遣されたスペイン大使として紹介されている悪魔です。
しかし本来はシュメール神話に登場する、羊飼いや牧場の守護者とされる神です。
『地獄の辞典』に記されているタムスはシュメール神話に基づく存在ではあるものの、創作や伝承によって一般的な悪魔のイメージとは違ったで登場することが多く、特にゲームやフィクションでは「蠍の姿をした悪魔」として表現されています。
メギドでは大砲やスパナを武器とするメカニック、メギド体は星の爆発がモチーフと元ネタの要素は感じられませんが、シュメール神話においてタムスは冥界と太陽神に関連していると推測されているので、太陽(火の玉)に突っ込む奥義モーションは元ネタと関連しているように思います。
地上と冥界を行ったり来たりを繰り返す存在
【4周年】カウントダウン画像※2022/6/14追記 – 【公式】メギド72ポータルサイト (megido72-portal.com)
女神イナンナ(またはイシュタル)の夫であり、地上の生物や農作物の成長と収穫に関与する能力を持つタムスの最も有名な伝承として「イナンナの冥界下り」があります。
イナンナが冥界の支配権を握ろうと冥界に降り、姉エレシュキガルに権利を主張しますが冥界の支配者に反逆したとして冥界に囚われることになりました。
後に救済を得てイナンナは冥界から復活しますが、代わりに誰かを身代わりとして冥界に残さなければならず、そこで選ばれたのが夫であるタムスです。
地上に戻った際、タムスが彼女の不在を悲しむことなく、遊んで暮らしていた姿に怒ったイナンナはタムスを身代わりに決め冥界に引き渡しました。
現代で例えると、クタクタになって帰ったら部屋は散らかったままで、テレビかスマホを見つつポテチ食べてる夫という感じでしょうか?
そりゃあ、怒るわ。
しかし、後に彼の死を嘆いたイナンナはタムスを冥界から救出。
最終的に、タムスはゲシュティンアンナと共に一年の半分を冥界で過ごし、残りの半分を地上で過ごすという形で生と死を繰り返す存在となりました。
ここから季節の変化が関連づけられ、タムスは植物の周期の神、死と再生の神の一柱と言われます。
マキーネを修理し、イベント「獣たちの集う場所」では破壊されたパーツを回収して生き返らせると話していたことが、元ネタである死と再生の神タムスを表しているのでしょう。
おまけ:タムス風フラペチーノ
スターバックスでタムス風カスタマイズをしてみよう!
最後におまけとして、スターバックス店員を目指している自分がタムスをイメージしたカスタマイズはどんなものになるか?ChatGPTで聞いてみました。
そしてChatGPTから返ってきた、タムス風フラペチーノレシピがこれです。
【注意!:実際にカスタマイズしていないため、味については保証できません。】
タムス・フラペチーノ
ベース:ダークモカチップフラペチーノ
カスタマイズ:
1.エスプレッソショットを1ショット追加
エスプレッソの追加で、タムスの機械愛や火炎放射器を用いた戦闘スタイルと火属性を表現。
2.チョコレートソースを1ポンプ追加
チョコレートソースを追加することで、タムスがマキーネに対して持つ「優しさ」と「温かさ」を表します。
3.キャラメルソースを1ポンプ追加
キャラメルソースを加えることで、機械の歯車がかみ合うような複雑さと奥行きを演出しタムスの繊細な修理技術や機械へのこだわりを表現。
4.チョコレートチップ増量
マキーネのパーツや歯車を表現したザクザクの食感が、タムスの持つ「機械いじり」の楽しさとリンクさせます。
5.ホイップクリームを減量
クリームを少なめにして、タムスの「機械工学」の冷静さと、余計なものを削ぎ落とす職人の精神を表現しました。
イメージ:深いコクとエスプレッソの香りと、チョコレートとキャラメルの甘さが絶妙に調和し、ザクザクとしたチョコレートチップの食感がアクセントとなり、機械の歯車がかみ合うような複雑で、奥深い味わいの仕上がりとなったカスタマイズです。