食品ロス削減を目的に、廃棄されるパンをロッカー型自動販売機で購入できる取り組みが
1月18日から始まりました。
パン専門店で売れ残り、賞味期限内でありながら廃棄されてしまう食パンや総菜パン、菓子パンなどを数個ずつ詰め合わせにして販売しています。
このロッカー型自動販売機はどこにあって、どの位の値段で販売されているのか?紹介します。
売れ残りパンの自販機
ロッカー型自販機で食品ロス削減 地下鉄関内駅 売れ残りパン割引販売:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
食品ロス削減を目的に、パンのロッカー型自動販売機を設置する取り組みは1月18日から
始まりました。
パン専門店で売れ残り、賞味期限内でありながら廃棄されてしまうパンを3割ほど安く販売して
「年間1.2トンの食品廃棄物を減らせる」と市とロッカーを製造・販売する企業
「アルファロッカーシステム」(同市金沢区)が手を結んで始まった取り組みです。
横浜・地下鉄関内駅に自動販売機が設置されている
パンのロッカー型自動販売機が設置されているのは、
横浜市営地下鉄関内駅の「SDGsステーション横浜関内」展示スペースです。
横浜市内初の駅ナカ拠点“SDGs ステーション横浜関内”を3月28日に市営地下鉄関内駅構内にオープン! | 横浜市のプレスリリース (prtimes.jp)
「SDGsステーション横浜関内」の展示スペースに設置された自販機は透明な扉のボックスが
18個並び、現金を投入して好みの商品を取り出す仕組みです。
4月からはキャッシュレス決済が可能となります。
製造から48時間以内のものを約3割引きで販売
扱う商品は、中区の縁道(えんみち)パンが平日の閉店時間を1時間繰り上げ、
その日に売れ残ったパンを午後8時前にはロッカーに搬入する仕組みで、食パンや塩パン、
総菜パンなどを通常の約3割引きで購入することができます。
価格は300円、500円、600円、千円の4種類です。
連日完売の大盛況
この取り組みがスタートして1カ月がたった現在、連日完売が続くほどの人気を集め、午後7時ごろにはすでに行列ができるほどの大盛況となっています。
「めっちゃいい取り組み。試しに買ってみたらすごくおいしかった。何度も通っている」
(50代男性)
「店舗でも購入しますが、割引にもなるし、変わらない味なのでとても良い」
(50代女性)
といった良い意見が多く聞かれましたがその一方で、安いから買うのは当たり前
という厳しい意見やパンを搬入する店長らは喜びつつも、あまりの売れ行きに複雑な心境を
のぞかせていました。
「自販機にしたから・SDGだからではなく、単に安いから売れているだけ」
「売れ残りの安くなったパンが好評、というのは確かに店としては複雑」
売れ残りを捨てずに安い値段で販売するのはいい取り組みですが
いつも余る前提で作るのではなく、
適量つくって適量売り、お客は適量を買う。これが最も理想だと思います。
売れ残りというより、消費期限に近くなったあらゆる商品について実行されたらより食品ロス削減、食費代節約にもなるのでとても助かると思います。