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2023年10月から放送が始まったアニメ『薬屋のひとりごと』2クールに登場する
猫猫の実父、羅漢。
羅漢は軍を統括する将軍で、軍師としての能力を周囲から認められる優秀な人物ですが
その一方で普段の言動が奇人めいていることから、周囲から距離を置かれ
「変人軍師」と呼ばれる厄介な人物。
羅漢が「変人軍師」と呼ばれる理由の一つに、羅漢が患っている『失顔症』があります。
猫猫の実父、羅漢とは
●漢羅漢(カン・ラカン)
片眼鏡を付けた狐目の軍部の最高幹部で官位で呼ぶなら「漢太尉」だが、奇抜な言動から
変人軍師と呼ばれることが多く彼に関わるのはタブー視されるほど厄介な人物。
猫猫の実の父親で猫猫を溺愛しているが、愛情表現がことごとく裏目に出て空回りしているので
猫猫だけでなく周りにもドン引きされてしまっています。
能力・特技
人を見る目に長け、優秀な人材の発掘には定評があって
『その人間の持つ役割が将棋の駒として認識される』という能力により、軍の適切な人員配置を行っています。
直感が鋭く、嘘が全く通用しないことも大きな特徴です。
囲碁・将棋の実力者であり、特に将棋では国内に勝てる者がいないと言われているほど。
羅漢が患う『失顔症』とは?
原作2巻のクライマックスで羅漢は人の顔が判別できないことが明らかになっています。
これは、「人の顔を認識できない」脳機能の障害の一つである『失顔症』(相貌失認)
という持病を羅漢が患っているからです。
脳障害による失認の一種である。目や鼻など顔のパーツは知覚可能であるのに、顔全体を見て個人の識別をすることができない状態を指す。
相貌失認 – Wikipedia
そのため羅漢は人間の顔がわからず碁石にしか見えないため、
個人を判別することが出来ません。
しかし優秀な人物は将棋の駒として、妻・鳳仙と娘の猫猫だけは「人の顔」として認識できるので、実際の『失顔症』とは少々違うところもあります。
そんな『失顔症』も完全なデメリットというわけでなく、叔父である羅門から自分の欠点を補う方法とアドバイスにより体格・行動・音声で識別するよう心がけた結果、
羅漢は他人の嘘や能力を、他者よりずっと正確に捉えることができるようになりました。
羅漢は『サヴァン症候群』?
羅漢の適切な人材登用・嘘が全く通用しないというハイスペックな能力について、
『サヴァン症候群』の範疇と思われるような説明を猫猫は原作2巻でしています。
サヴァン症候群(さゔぁんしょうこうぐん)
精神障害や知能障害を持ちながら、ごく特定の分野に突出した能力を発揮する人や症状を言う。
サヴァン症候群 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
『サヴァン症候群』の代表的な作品として、2018年7月12日に放送のドラマ
驚異的な記憶力を持つ主人公新堂湊を山﨑賢人さんが演じた『グッド・ドクター』があります。
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『失顔症』の有名人
(日本)失顔症の芸能人・有名人
1.池谷裕二 脳研究者
2.中瀬ゆかり 新潮社編集者
(海外)失顔症の芸能人・有名人
1.ブラッド・ピット 米俳優
2.ルイス・キャロル 数学者、作家
3. オ・ジョンセ 韓国俳優
失顔症の原因
失顔症の原因は、先天性と後天性の2つに分けられます。
先天性の失顔症の原因は遺伝の可能性がありますが、あくまで可能性だけで
ハッキリとした原因はわかりません。
後天性の失顔症の原因は、脳の損傷です。人間の顔を認識・識別する機能がある側頭葉・後頭葉に
何らかの障害が起こると、後天的に失顔症になることがあります。
治療法はある?
基本的には治らない病気です。
後天的相貌失認の場合、障害部位が原疾患の治療により、治ることはあります。