『オーバーチャージ』って何がどう強いの?
名前からして強そうな印象を受けるメギド72の戦術の一つ『オーバーチャージ』。
しかしあまり使われていないのが現状です。
アップデートにより仕様が修正されましたが、それでも『みんなの編成』で見る事は殆どありません。
みんな使わないのは強くないからなんじゃないの!?
ちょっと使い方が難しいだけですよ。
確かにオーバーチャージは使いづらく、活躍できる場は少ないですが単純に攻撃力を見ればかなり強力なものとなっています。
そんなオーバーチャージについて一緒に見ていきましょう。
- 覚醒ゲージを本来のコストの倍溜められる特殊状態である。
- オーバーチャージ中に覚醒ゲージを最大まで溜めると『超覚醒状態』になり、この時覚醒コストの数に応じてメギドが強化される。
- 超覚醒状態になると『対臨界戦術』を無視した『光子ダメージ』を与える。
『オーバーチャージ』とは?
基本的な仕様
オーバーチャージ(OC)は覚醒ゲージが多いほど恩恵が受けられる特殊状態です。
OCを付与されたメギドは覚醒ゲージを2倍溜められるようになり、200%溜めた状態(超覚醒状態)時のみ覚醒スキル・奥義・秘奥義の発動が可能で、さらにその効果が強化されます。
(超過した覚醒ゲージ1つにつき10%)
OCで強化される内容は、ダメージ・回復量・強化効果量・弱体効果量、一部メギドはOC状態で技が変わるほか、光子ダメージを与えることができます。
2023年6月に行われたアップデートにてOCにテコ入れが入りました。
超過した覚醒ゲージ1つ当たりの強化量がこれでまでの2.5倍へ大幅修正です。
【修正後:超過した覚醒ゲージ×25%】
光子ダメージとは
超覚醒状態の時、覚醒コストに応じて倍率が増加するダメージです。
(推定増加量:覚醒ゲージ1つにつき、倍率+0.5)
光子ダメージはメインクエスト106以降に登場する対臨界戦術を無視してダメージを与えることができます。
対臨界戦術って何?
対臨界戦術とは敵が保有している効果のことを言います。
対臨界戦術を持つ敵に対して攻撃を行う際にのみ対臨界戦術が発動し、敵のスタイルごとに効果・効果量は異なります。
敵のスタイル | 対臨界戦術の効果 |
ラッシュ | 自身より素早さが低い敵から攻撃を受ける時、奥義、秘奥義、オーブを含むすべての攻撃を一定確率でMISSにする。 |
カウンター | 自身より防御力が低い敵から攻撃を受ける時、点穴や固定ダメージを含むすべてのダメージを一定割合で軽減する。 |
バースト | 自身より覚醒ゲージが少ない敵から攻撃を受ける時、ダメージの一部をその敵にも与える。 ダメージ反射は攻撃者が戦闘不能でも発動し、他の敵に対してダメージを与える |
対臨界戦術は強化解除できないので、使ってくる敵は非常に厄介!
これを無視する手段は光子ダメージしかない。
オーバーチャージ(OC)を使えるメギド
2023年時点で、OCを使うことができるメギドは5体。
高いダメージを与えるアタッカー・強力なサポーターがそろっていますが、その多くが通常ガチャでは排出されないため入手するのが非常に困難であることが大きな特徴です。
OCを味方に付与できるメギドと、自身にしか付与できないメギドに分けて紹介します。
オーバーチャージ(OC)を味方に付与できるメギド
Bパイモン 【覚醒ゲージ4】
スキルで自身にチャージフォトン追加と、覚醒スキルでは味方単体にOCを付与するアタッカー・サポーターどちらでも活躍できるメギドです。
パイモン自身の覚醒ゲージは4つとBメギドの中では短い事と、スキルのチャージフォトン追加もあってゲージを溜めるのはそれほど難しく感じないでしょう。
奥義では敵単体に防御無視の光子ダメージ、覚醒ゲージが4つなので上昇倍率はおよそ+2.0倍になります。
特性と、自身リーダー時のマスエフェクト効果でさらに攻撃力は上昇するので安定した威力を多くの敵に与えることができます。
・特性 ・マスエフェクト効果 | ・超過したゲージが多いほど攻撃力が上昇(最大30%) ・覚醒状態のとき、攻撃力が15%上昇・覚醒ゲージ増加量が+1 |
スキル | 敵単体に攻撃力1倍のダメージ。 さらに70%の確率で自身にチャージフォトンを1つ追加 |
覚醒スキル | 味方単体にオーバーチャージ状態(1回)を付与 |
奥義 | 敵単体に防御力を無視した攻撃力4倍の光子ダメージ |
BパイモンはOCの基本を学ぶのに最適。
後に紹介するOCアタッカーと比べたら少々火力不足に感じてしまうが、サポート役も回れるのでうまく使い分けよう。
リリス(シンギュラリティメギド)【覚醒ゲージ6】
OCを使わない編成であってもパーティにいるだけで強力なサポート能力を発揮するリリス。
『召喚特異点』という特殊なガチャでしか入手できないシンギュラリティメギドであり、入手する機会が限られているので開催・復刻されたら是非とも狙いたい一体です。
自身の体力が多いほど効果の増す特性・スキル・奥義で味方を強化し敵を圧倒します。
・特性 ・第二特性 | ・自身のHPが80%以上のとき、味方全体の攻撃力、防御力、素早さが5%上昇。 さらにターンが経過するごとに10%ずつ効果量上昇(最大45%) ・専用霊宝を除く霊宝を4つ装備している場合、自身のHPが80%以上のときバーストの味方が攻撃時、敵の防御力を30%無視する |
スキル | 自身のHPを30%回復する。さらに1ターン後、ターン開始時に自身のHPが100%のとき戦闘不能の味方単体を最大HPの10%で蘇生させる |
覚醒スキル | ターンの間、味方単体の覚醒増加量を+1、さらにオーバーチャージ状態(1回)を付与 |
奥義 | 2ターンの間、味方全体の攻撃力、防御力、素早さを自身のHPが高いほど上昇 (最大80%上昇) さらに自身のHPが100%のとき、味方全体のチャージを強化 |
【シンギュラリティメギドとは?】
召喚特異点でのみ排出され、再入手・進化度合いの条件を満たすごとに能力が解放されるメギドのこと。
【シンギュラリティメギド能力開放条件】
再入手0・進化度☆5 第3マスエフェクト発生
再入手1・進化度☆4 スキル++
再入手2・進化度☆5 覚醒スキル++
再入手3 進化度☆6 奥義++
再入手4・進化度☆2 第二特性発生
オーバーチャージ(OC)を自身に付与するメギド
Rグレモリー【覚醒ゲージ4】
Rグレモリーは攻撃・防御・妨害をバランスよく使える性能をしています。
また、覚醒スキルと奥義はOC状態が付与されていると性能が変化・効果が追加されるのが特徴です。
覚醒ゲージが4つとRメギドの中では多いですが、OCを使うのであれば気にならないでしょう。
特性 | 自身の与える覚醒ゲージ減少を覚醒ゲージ奪取にする |
スキル | 敵単体に攻撃力1倍のダメージ。さらに70%の確率で、覚醒ゲージを-1 |
・覚醒スキル ・OC付与 | ・敵単体に攻撃力0.8倍の4連続ダメージ。さらに敵の覚醒ゲージが0のときダメージが1.5倍 ・敵単体に攻撃力0.8倍の4連続光子ダメージ。さらに敵の覚醒ゲージが0のときダメージが1.5倍 |
・奥義 ・OC付与 | ・味方全体のHPを25%回復。さらに2ターンの間、ダメージ10%軽減 ・味方全体の状態異常を治癒し、HPを40%回復。さらに2ターンの間、ダメージ20%軽減 |
Rグレモリーはリーダー時のマスエフェクト効果で、覚醒状態でチャージフォトンを使えばOC状態になる。
特性で減らした敵の覚醒ゲージを自身に+するので妨害しつつ覚醒ゲージをためよう。
Rアスモデウス(シンギュラリティメギド)【覚醒ゲージ6】
メギド72の代表といえる、味方になっても弱体化しないボスとして無類の強さを誇る
Rアスモデウス、リリスと同じくシンギュラリティメギドであるため入手する機会が限られています。
Rのスタイルによる素早さとOC状態で強化された高火力奥義で敵をせん滅し、さらにBでは使うことのできなかった秘奥義が追加されました。
素の攻撃力が高いため、無理にOC状態へしなくても十分に強いメギドですが超覚醒状態で放つ敵全体への光子ダメージの威力はまさにロマン砲!
敵を一気に吹き飛ばす爽快感は、12も溜めなければならない覚醒ゲージ量に見合った威力です。
・特性 ・第二特性 | ・オーバーチャージ時、自身の覚醒に必要なゲージを+2 ・専用霊宝以外の霊宝を4つ装備している時、自身の最大HPの20%以下のダメージを無効化 |
スキル | 敵単体に攻撃力0.55倍の5連続ダメージ |
覚醒スキル | 身にオーバーチャージ状態(1回)を付与 |
・奥義 ・OC付与 | ・敵単体に攻撃力5倍の光子ダメージ ・敵全体に攻撃力5倍の光子ダメージ |
秘奥義 | 敵全体に攻撃力4倍の火ダメージ。 7ターンの間、炎上の地形効果で1.5倍の継続ダメージを与え、さらに煉獄の炎状態にする(永続) |
とにかく強い!さすが混沌の象徴!!
問題は召喚特異点でないと再入手する機会がない事と、いかに早く覚醒ゲージを溜めるか。
秘奥義を使うのであればターンが伸びるOC状態にさせないようにしよう。
Bニスロク(テルミナスメギド)【覚醒ゲージ6】
高火力の覚醒スキルと奥義でアスモデウスと並ぶほどの大ダメージを与えるBニスロクは、シンギュラリティメギドほどではなくても入手する機会が少ないテルミナスメギドです。
スキルで攻撃と同時に回復・覚醒スキルで防御無視・OC中に使う奥義では強化解除が追加されるなど、万能に動ける性能をしています。
Rグレモリーと同じく自身リーダー時で覚醒状態のときチャージフォトンを使うことでOC状態になれますが、ゲージが6と重いのでBパイモン・リリスと組ませましょう。
特性 | 超過したゲージが多いほど単体ダメージが上昇する(最大30%) |
スキル | 敵横一列に攻撃力0.7倍の2連続ダメージ。 さらに与えたダメージの20%を味方単体に吸収 |
覚醒スキル | 敵単体に防御力を無視した自身のHPが多いほど威力の高いダメージ (最大で攻撃力の8倍のダメージ) |
・奥義 ・OC付与 | ・敵単体に攻撃力9倍のダメージ。ただし列化・全体化の影響を受けない ・敵単体に掛かっている強化を解除し、攻撃力9倍の光子ダメージ。ただし列化・全体化の影響を受けない |
Rアスモデウスよりも火力の高い奥義がBニスロクの魅力。ただし、奥義は列・全体化出来ない点に要注意!加えて覚醒ゲージも6と重いためRアスモデウスと同様にいかに早くゲージを溜めるかがポイント!
なぜ使われないのか?オーバーチャージ(OC)注意点
アスモデウスやニスロク、リリスと強いメギドがたくさんいる!
オーバーチャージってすごい!
規格外の攻撃力のアタッカー・組み込むだけで味方を強化するサポーターと魅力的な性能を持ったメギドがそろっているOCですが、それでも使用率が低いのはなぜなのか?
それは覚醒ゲージを2倍溜められるというOCの戦い方自体がそのままデメリットとなっているからです。
自身の行動でしかゲージは溜まらない
OCを付与され超覚醒状態となったメギドの覚醒ゲージは、自身の行動でしか溜めることができません。
覚醒ゲージを増加させる条件
- アタックフォトンでの通常攻撃
- チャージフォトンの使用
- 覚醒ゲージ増加の技を持ったオーブを使用
この行動を自分が行うことで超過する覚醒ゲージが溜まります。
一方で味方からの支援による覚醒ゲージの増加は一切できません。
覚醒ゲージが増加しない条件
- 『ターン終了覚醒+』の特性・マスエフェクト効果・ステージテーマ
- 単体・列・全体覚醒+のスキルとオーブ
例えば、『味方全体の覚醒ゲージを+1』するボーパルバニーを味方が使ってもOC状態のメギドは覚醒ゲージは増加しません、これはOC状態のメギド自身の行動でないからです。
OC状態のメギドが味方から覚醒ゲージを増加させてもらう手段は『チャージフォトン追加』のオーブでチャージフォトンを渡してもらうしかありません。
OC状態のメギドが自分をターゲットにして覚醒ゲージ増加のスキル・オーブを使えば、それは『自身の行動』なのでゲージは増加する。
ボーパルバニーもOC状態のメギドが使えば味方全体の覚醒ゲージ+1できる。
超覚醒状態でないと覚醒スキル・奥義・秘奥義を発動できない
OC状態となったメギドは覚醒ゲージを200%溜めた超覚醒状態にならないと、覚醒スキル・奥義・秘奥義を発動できません。
超覚醒状態になるまではアタック・スキル・オーブしか使えず、元々のゲージ数が多いメギドは強力な技を出せるまで時間がかかってしまいます。
OCは超覚醒状態の効果による高火力光子ダメージを与えて戦うことが基本。
覚醒ゲージ数の多さがメリットでもありデメリットである戦術なのだ。
オーバーチャージ(OC)の今後に期待
- 対臨界戦術はゴリ押しでどうにかできる
- 高火力でワンパンしようにも時間がかかり耐久が難しい
- そのわりに見合ったダメージが期待できない・ワンパンできない
- OCが使える高火力メギドの入手が困難
このような理由からOCは『みんなの編成』で殆ど見みない、実用性が乏しい不遇な戦術となっています。
テコ入れが入り強化量が増加されてもRアスモデウス・Bニスロクは入手が難しく、指名チケット(〆チケ)で交換可能なBパイモン・Rグレモリーでは前者のような威力は出せません。
やっぱり使えないじゃん!
もっと使いやすくしてほしいとそう思う人も多いでしょう。
しかし、一度テコ入れが入ったOCの仕様が緩和されるような調整が入ることはあまり期待できません。
- OCが使えるメギドに専用霊宝追加
- 対臨界戦術とは別の光子ダメージが特攻となる敵の出現
- OC中の覚醒ゲージ増加量アップ
といったことがあればもう少し使用率は上がるかと予想しています。
扱いが難しいOCですが、決して弱いわけではないので活躍できる機会が増えて欲しい戦術です。