みんな大好き三馬鹿、俺イケこと『俺らイケメン』のM担当、頼りにならないようでいざというときは男を見せる兄貴分なメギド、メフィスト。
なぜか奥義の決めポーズがコマネチだったり、グリコだったり、ダイスではずれを引くとズボンの尻が破けたりと色々とツッコミ所満載。
『ファイティングポーズにサイコロ』の歌詞の意味、未だにわからん。
多分一生わからないと思う。
酒と女とギャンブルが趣味のお調子者でも与えられた任務はこなし、仲間に対しては「イイ奴」のメフィストですが、元ネタでは打って変わってかなり厄介な賭けを持ち出した悪魔。
『ゲゲゲの鬼太郎』の作者水木しげる先生の初期作品にも登場しているので、朝ドラ『ゲゲゲの女房』でその名を知った人も多いのでは?
メフィストはどんな悪魔?
画像はバースト
メフィスト – メギド72攻略wiki
悪魔メフィスト(メフィストフェレス)は、主にドイツ語圏でのキリスト教の民間伝承に伝わる悪魔。
名前の由来に定説はなく、ギリシア語の3語の合成で「光を愛せざるもの」、ラテン語とギリシャ語の合成語「悪臭を愛する者」、ヘブライ語の「破壊する」「嘘をつく」または「嘘つき」を合成したものが有力な説として挙げられています。
ま、要するにあまり良い意味ではないということ。
民間伝承では大魔王ルシファーの代行という高位にあるとされていますが、現代だとドイツの文人ゲーテの代表作『ファウスト』、またはその基となったファウスト伝説に登場する悪魔の方が有名です。
ファウスト伝説はグリフォンに似た姿で、毛むくじゃらの身体にくちばしをと翼を持った悪魔だとされています。
しかしファウストの前に現れたときには人間に化けていて、長いあご髭に2本の角、蝙蝠の翼にロバの蹄を持った姿を取っていました。そんな人間がいてたまるかッ!
しかしメフィストのメギド体は黒い犬。
これは元サタンの配下で、黒い犬の一員(ワースト3の一人)だった事が理由かと思うでしょう。
ですがこれ、ちゃんとした元ネタからです。
戯曲『ファウスト』でメフィストが初めてファウストに近づいた時、その姿は「黒いむく犬」でした。
この「むく犬」が何かというと、プードル。
プードル⁉と驚かれた方はおそらく、小さくて可愛いトイ・プードルの姿を思い浮かべたのではないでしょうか?しかしここで言うプードルは、トイ・プードルの事ではありません。
プードルはドッグショーの開催、犬種標準の指定を行う『ケネルクラブ』などを統括している国際的な統括団体『国際畜犬連盟(FCI)』によって小さい順に、「トイ」、「ミニチュア」、「ミディアム」、「スタンダード」の4種類に分類されている犬種です。
近年見かけるようになった極小サイズのプードル、「ティーカッププードル」は2026年現在、FCIにプードルの独立した大きさだと認定されていなので、あくまでトイの中でも更に小さい個体という認識。
一番大きなスタンダードから小さな個体同士をかけ合わせ、徐々に小型化していったので、スタンダード以降の大きさがケネルクラブに「プードルの大きさ」と認定された年代はバラバラ。
そしてトイ・プードルが『愛玩小型犬』としてケネルクラブに確立されたのは、英国では19世紀末〜20世紀初頭、アメリカでは1943年。
詳細はハッキリ分かっていませんが、戯曲『ファウスト』の舞台の西暦は作られた年代と、作中の描写から、おおむね1500年代前半(16世紀)だと見なされています。
つまり、『ファウスト』の時代にトイ・プードルはまだ存在していません。
この時代のプードルといえば、鴨猟の回収犬(猟犬)として活躍したオリジナルサイズのスタンダード・プードルのこと。
一般的な成犬の大きさは約45〜60cm、ラブラドール・レトリバーよりちょっと小さいくらい。
またプードルといえば胸と足首の毛を残し、それ以外の部分は刈り込んでいるカット(コンチネンタル・クリップ)も大きな特徴です。
このカットは現在のようなオシャレ目的で行っていたのではなく、撃ち落とした鴨を回収する際に冷たい水温からプードルの心臓と関節を保護するため、そして他の部位は水の抵抗を受けにくく泳ぎやすくするために考えられたスタイルでした。
現在のように、トリミングすることが「ファッションである」という認識ではなかった1500年代では、猟犬として働いていないプードルにあのカットをする必要は、全くなかったのです。
毛を切るとしても軽く整える程度か、雑に短く刈る程度のもの。
『ファウスト』ではプードル姿のメフィストの外見について詳しく書かれていませんが、当時の人がプードルと聞いてすぐ思い浮かべる、毛は巻いていて、左右非対称で、不揃いに短く刈られた姿であったと推測します。(こんな感じ)
現代の優雅な姿とはずいぶんかけ離れた姿ですが、悪魔がとる仮の姿には合っているのではないでしょうか。
それなら普通に黒い犬でもいいのに、何故わざわざプードルとしたのか…うーん、謎。
メフィストのメギド体、今からプードルに……なりませんよねぇ。
本人そっちのけで神と賭けをした悪魔
画像はカウンター
メフィスト(カウンター) – メギド72攻略wiki
『明日生きているかわからねーのに今日命を賭けられない理由はねーよ』という信条を持ち、一発逆転を夢見る、軽薄でスリルを求めるギャンブラーであるメフィスト。
イカサマ上等、それがバレるかバレないかも勝負の一つとして楽しんでいて、さすがデザイナーだよりvol.14でカスピエル・インキュバスと共に「三者三様のろくでなし」と言われるだけある。
そんなメフィストですが、元ネタでも賭け事をしている生粋とまでは言わないですがギャンブラー、戯曲でも伝説でもファウストの魂を賭ける勝負を挑みます。
戯曲『ファウスト』で天使たち(ラファエル・ミカエル・ガブリエル)がいる所にひょっこり現れたメフィスト、
『人間どもはあんた等からもらった理性をロクに使いこなしてねーじゃねぇか』
と、いきなり馬鹿にしだします。なんて怖いもの知らず!
これに対し神はカマエルのようにブチ切れることなく、
『今はまだ混乱状態で人間は生きてるだけ、いずれ正しい道に導くんだよ』と諭し、常に向上の努力を成す者として名指ししたのが哲学、法学、医学、神学の四学部すべてを究めていたファウスト博士でした。
それを面白がったメフィストは、ファウストの魂を悪の道へと引き摺り込めるかどうかの賭けを神に持ちかけ、『人間は努力するかぎり迷うもの』と答えた神はその賭けに乗り、当たり前ですがファウスト本人の許可も取らず不在のまま、メフィストと神の勝負が始まってしまいました。
乗るなよ神!いい迷惑でしかない。
そして黒いプードルの姿でファウストに近づいたメフィストは、すべての学問を究めても『学ぶ前と後でも全然利口になってない』と嘆き、失望していたファウストに対し言葉巧みに語りかけ、
自分と契約したらこの世の日の限りは伴侶、召使、あるいは奴隷のようにお前に仕えて、俺の力で人生のあらゆる快楽や悲哀を体験させてやる。
ただし、あの世で再び会った時には、今度はお前が同じように俺に仕えるんだぜ。
これぞまさに悪魔のささやきと言える、とんでもない提案をします。
もともとあの世に関心のなかったファウストは二つ返事でこの提案を飲み、
“この瞬間よ止まれ、汝はいかにも美しい!”と口にした瞬間、メフィストに魂を捧げると約束しました。
そしてメフィストの言葉通り、人生のあらゆる快楽や悲哀を体験させられたファスウトは最後、戦争や、自然の脅威を手懐けることに成功した事に最高の幸福を感じながら、先ほどの言葉を口にして絶命します。
ファウストが死んだことで、その魂は賭けに勝った自分のものだと喜び奪おうとするメフィスト。
ところが、かつての最愛の女性マルガレーテ(グレートヒェン)がファウストの魂のために聖母に祈りをささげたことにより、合唱しながら天使たちが天上より舞い降り、薔薇の花を撒いてメフィストを撃退し、ファウストの魂を昇天させました。
こうしてファウストの魂は救われ、メフィストは神との賭けに負けたのです。

勝ちがほぼ確定からの大逆転!ギャンブルあるある
一方で『ファウスト伝説』では少々内容が変わり、ファウストは自身の人生に退屈し、落胆し、自殺を図った後、悪魔に更なる知識とこの世のあらゆる喜びと知恵をほしいままにできる魔法の力を求めました。冒頭からすっごいネガティブ。
それに応えた悪魔の代理であるメフィストが現れ、
『自身の魔力を一定年与えるが、期限が切れるときファウストの魂を求め、結果ファウストは永遠に地獄に落ちる』
このような契約を、ファウストと交わしました。
この契約の期間中、ファウストはメフィストを様々なことに利用し、またメフィストも忠実な様子を見せる一方で言葉巧みにファウストを操ろうとしていきます。
『ファウスト伝説』での賭けの結果はどうだったのかというと、実は作品によって違っていて、戯曲『ファウスト』と同じく救われることもあれば、どうしようもなく取り返しのつかない位にファウストが堕落したので悪魔が地獄へ連れ去るという結末が、初期の作品では見られていました。
ちなみにこの物語の主人公と、戯曲のモチーフとなったファウストという人物ですが、15世紀~16世紀に実在したといわれる占星術師、または錬金術師だそうです。
黒魔術を駆使して悪魔と契約し、最後は錬金術の実験中に起きた爆発により、五体がばらばらとなって死亡したといわれていて、この出来事が『ファウスト伝説』の根拠となっています。
文字通りブッ飛んだ最後を迎えるのですが、このファウストがいなければ悪魔メフィストは存在することなかった悪魔なのです。
もしかしたら、バーストメフィストのキャラストーリーで対戦する「女神に愛された男」というギャンブラーはファウストの事なのかも。
元ネタでも賭けをする相手だからしょうがないけれど、キャラストに登場するモブでも専用の立ち絵があるとか、それかオーブとして登場してもよかったのではないかと思いますね。
おまけ:メフィスト風フラペチーノ

スターバックスでメフィスト風カスタマイズをしてみよう!
最後におまけとして、スターバックス店員を目指している自分がメフィストをイメージしたカスタマイズはどんなものになるか?ChatGPTで聞いてみました。
そしてChatGPTから返ってきた、メフィスト風フラペチーノレシピがこれです。
【注意!:実際にカスタマイズしていないため、味については保証できません。】
メフィスト・フラペチーノ
ベース:ダーク モカ チップ フラペチーノ
カスタマイズ:
1.ホワイトモカシロップ追加
メフィストの享楽的で艶のある“女好き・酒好き”の華やかさを、ミルキーで滑らかな甘さで表現。アルコールの代わりに濃厚な幸福感を作ります。
2.キャラメルシロップ追加
賭場の“金”やコイン、派手な勝ちのイメージとなるキャラメル。メフィストの“ギャンブルの華やかさ”を金色に例えるならコレ。
3.ホイップクリーム増量
享楽主義者のチャラッとした軽さ、見た目も華やかにします。
4.チョコレートソース追加
メギド体の“闇”やイカサマの黒さ、そして“賭場の裏側”を示唆するビターな線をチョコレートソースで表します。
5.キャラメルソース追加
勝利の“金”を豪快にかけるイメージ。チョコの黒と白の上に金色の線を引くことで、“賭場の装飾”を再現します。
6.チョコチップ追加
噛みごたえが「コイン」や「賭けの駒」感を与え、賭博師らしい“遊び”を楽しみながら“勝負”するメフィストの動きを口の中で再現します。
イメージ:見た目は黒(ダークモカ)+白(ホイップ/白モカ)+金(キャラメル)の派手なコントラストとチョコチップのざくざく食感で、勝負に勝った瞬間の高揚感とメフィストの享楽的で派手な性格を表現した一杯です。



