俺の怒りは…ヴァイガルドの怒りだ!
この奥義ボイスのインパクトによって「主語全体化おじさん」というあだ名がつけられた、目つきと口の悪い自然を愛するメギド、ウァプラ。
年齢が不明とされていたことから長命者なのではないかと多くの人が予想していましたが、リジェネレイトしたラッシュのキャラストーリーで70年ほど生きていることがわかり、紛れもなく長命者であることが判明しました。
そして同キャラストーリーでは唯一の使用人ディオから『若い見た目のうちに早く結婚して子供を作れ』と言われる姿、そしてあのウァプラが言い負かされる?貴重なシーンもあるため、読んでいない方はぜひ。
メギドラル時代はいわゆる自然保護官を務め、転生後もヴァイガルドの自然を愛するウァプラですが元ネタとなった悪魔はそれとは逆の、そして数多くいる悪魔の中でも少々変わった能力を持った悪魔です。

ウァプラはどんな悪魔?
画像はバースト
ウァプラ – メギド72攻略wiki
悪魔ウァプラ(ヴァプラ、ナフラとも)はソロモン72柱の60番目に位置し、36の軍団を率いる偉大で、強壮で、強い公爵。
この偉大・強壮・強いの3つは、『ゴエティア』でウァプラの爵位の箇所にあてられている言葉なのですが、『悪魔の偽王国』では「強壮」にあたる言葉がありません。
これだけ盛ってるんだから、別に一つくらい無くてもいいんじゃない?
- 王
- 大公
- 公爵・君主・王子 ←ココ
- 侯爵
- 伯爵
- 総裁
- 騎士
召喚されるとグリフォンの翼をもったライオンの姿で現れます、メギドでもほぼ同じですね。
『ゴエティア』や『悪魔の偽王国』などといった魔導書に、悪魔ウァプラが雄ライオンか雌ライオンどちらであるかは記されていないため、ウァプラのメギド体が雌ライオンの姿でもおかしくないのです。
が、あえて雌にしたのは何か意味のあってのことなのでしょうか?
教えてソロモン王ならぬ、教えてメギド運営。
手工芸と専門職の知識を与える、職人悪魔
画像はラッシュ
ウァプラ(ラッシュ) – メギド72攻略wiki
ヴァイガルドの自然を愛し、自然を壊すヴィータ・自然を壊して作ったアジトもあまり気に入らない様子を見せるウァプラですが、元ネタの悪魔の能力はむしろ、ウァプラが気に入らないことを行う助けになる力を人間に授けてしまいます。
『手工芸と専門職に関するあらゆる知識を授け、あらゆる手作業を器用にさせる』また、哲学と他の学問に精通させる事も可能で、ただの凡人を一流の職人へ変えてしまいます。
『悪魔の偽王国』では手工芸が力学や機械学の意味を持つ言葉となっているのも、一つ大きな特徴。
著者ヨーハン・ヴァイヤーが『悪魔の偽王国』を書いたのは1577年ですが、それより少し前の1510年頃はゼンマイ式の携帯時計が開発されるなど、機械の進歩が進み始めた時代でした。
この時代の職人はかなり社会的地位の上位にいたため、悪魔ウァプラの能力は喉から手が出るほど欲しがったでしょうね。

もちろん現代でもそれは同じ。
まさに『一芸は身を助く』!
このような手工芸といった能力を元ネタの悪魔が持っていた影響か、メインストーリーでもウァプラは擬似的な生命「アンチャーター」との関りが、メギド達の中でも多く描かれていました。
幻獣はウァプラから見るとヴァイガルドに侵入した異物ですが、ヴィータ体となり「生きる喜び」を日々積み重ねようとした、アンチャーターの「命の在り方」に対する敬意を払っていたと思われます。
30年来の付き合いがある使用人のディオからは「口の悪さの割に実は案外お優しい」と言われ、密猟団のメンバーさえ自然と改心させたウァプラ、領民にしてほしいくらい良いメギドですね。
口の悪さなんて、慣れれば気にならなくなりますよ多分。…多分ね?

おまけ:ウァプラ風フラペチーノ

スターバックスでウァプラ風カスタマイズをしてみよう!
最後におまけとして、スターバックス店員を目指している自分がウァプラをイメージしたカスタマイズはどんなものになるか?ChatGPTで聞いてみました。
そしてChatGPTから返ってきた、ウァプラ風フラペチーノレシピがこれです。
【注意!:実際にカスタマイズしていないため、味については保証できません。】
ウァプラ・フラペチーノ
ベース:ダーク モカ チップ フラペチーノ
カスタマイズ:
1.チョコレートソース追加
ウァプラの幻獣を狩る怒りと厳しさ、そして彼が守ろうとするヴァイガルドへの愛情がチョコレートの甘さとして、深い味わいの奥に溶け込んでいます。
2.ホイップクリーム少なめ
ストイックな生き方を表現するため、ホイップは少なくします。
3.バニラシロップ追加
かつて嫌っていた牛乳を受け入れたこと、マルチネとの交流で得た「丸くなった一面」を柔らかな甘さで表現しています。
4.氷少なめ
「感情の奥に秘めた優しさ」や「静かに燃える怒り」を示す要素。氷を少なめにすることで、全体がよりなめらかで落ち着いた口当たりに。
イメージ:ウァプラの「厳しさ」「陰のある性格」「荒々しさ」「口の悪さ」を表現し、自然と共にある優しさと、長命者として積み重ねた時間の重み、そして彼が本当に守ろうとするものに対する愛情を表現した一杯です。