公平かつ絶対、そして敵への罪状はフォトンの私的流用で有罪判決を容赦なく下す、法と秩序を重んじるメギドラルの裁判官、フリアエ。
見た目が華奢な女性でもヴィータ体のままで罪人をしばき倒す武闘派で、とにかく手が出る足が出る、現実の裁判で使うハンマー(ガベル)を持っていたらどうなっていることか…
リーダーにすると最速で前衛にバリアを張り、カウンター+ファイターの覚醒ゲージを-1、攻防どちらもカバーできる優秀なサポーターとして頼りになるフリアエですが、元ネタがどのようなものだったかを知ると、ちょっとその見た目が変わるかも?
特に誕生した経緯を知れば…
フリアエはどんな悪魔?
画像はカウンター
フリアエ – メギド72攻略wiki
フリアエは「激怒、憤激、逆上」を意味する英語の fury と同語源の、ローマ神話に登場する復讐の女神たち(単数形フリア)の呼称です、悪魔じゃないのね。
ギリシア神話での呼び名はエリーニュス(複数形でエリーニュエス、またはフューリズ)、昔は数が不定で多数からなる女神であったと考えられています。
後の神話では三人に整理され、アレークトー(止まない者)、ティーシポネー(殺戮の復讐者)、メガイラ(嫉妬する者)が「復讐の女神たち」として浸透しました。
彼女たちフリアエ(エリーニュス)はギリシャ神話の農耕神クロノスが、天空神であり父親のウーラノスを襲って去勢、ブツをちょん切った際に出た血が地母神ガイアに滴り落ちて誕生しました。
痛い痛い痛い!!
フリアエは冥府にあるエレボスに住み、頭髪は蛇、頭は犬、身体は炭のように黒く、コウモリの翼を持ち、血走った目をした老女の姿をしているとされています。
加えて手には青銅の鋲のついた鞭を持ち、これで打たれた者はもがき苦しんだ末に死ぬという非常に恐ろしい女神であり、彼女たちの本当の名前を出すことは遠慮せざるを得ないとされているため、エウメニデス(慈しみの女神たち)と呼ばれるそうです。
これのどこが慈しみの女神だ⁉
フリアエのメギド体は元ネタとは正反対の、白い体をした美しい女性の姿をしているのでそこまで怖くはないですね。
おそらくヌリの元ネタはフリアエが持っているとされる鞭でしょうが、打たれて(蹴られて)もがき喜んでいるのはヌリの方。
「特に若い女性の攻撃は大歓迎ですぞーーーっ!」(ヌリの発言より)
親殺しや偽誓の罪に対する「復讐の女神たち」
画像はラッシュ
フリアエ(ラッシュ) – メギド72攻略wiki
メギドラルの法を犯した罪人を裁く裁判官として非常に仕事熱心なフリアエは法を軽視し、遵守しない罪人には容赦ない姿が特徴的ですが、元ネタである女神たちもそれに負けない、それ以上ともいえる女神たちです。
ギリシア神話初期には、母親に対する侮辱や暴行に対する復讐を司っていたと考えられ、訴えに応じて町から町へ、国から国へと罪を犯した者を追跡し、情け容赦なく罰する神といわれていました。
そして時代の経過により、若者の老人に対する無礼、主人の客人に対する非礼、権力者の嘆願者に対する横柄な態度などについても、追及するようになったとされています。
もう何でもあり。
ギリシア神話のよく知られるエピソードでは、母親の死の原因となったオイディプース、母親を殺したアルクマイオーン、トロイア戦争後にクリュタイムネーストラーを殺したオレステースといった人達を追跡し、狂気に追いやったそうです。

お母さんを虐める者は子供であっても容赦なし!
イベント「二つの魂を宿した少年」ではシャミハザを探しにヴァイガルドへやって来ましたが、さすがに情け容赦なく罰することはなかったですね。
できればそのまま大人しく、趣味の温泉巡りに勤しんでほしかった気がします。
ところでイベント、『ドキドキメギドの保健教室』で言ってた「ガギゾン被害者の会」設立は結局どうなったんでしょう?
現在では何だかんだ言いつつも問題は起こしてないようなので(ホント?)、設立とはならなかったのかも。
ノリノリで提案していただけに残念がってるかもしれませんが、そのうっぷんはヌリでも蹴り飛ばして晴らしてください。
おまけ:フリアエ風フラペチーノ

スターバックスでフリアエ風カスタマイズをしてみよう!
最後におまけとして、スターバックス店員を目指している自分がフリアエをイメージしたカスタマイズはどんなものになるか?ChatGPTで聞いてみました。
そしてChatGPTから返ってきた、フリアエ風フラペチーノレシピがこれです。
【注意!:実際にカスタマイズしていないため、味については保証できません。】
フリアエ・フラペチーノ
ベース:コーヒーフラペチーノ
カスタマイズ:
1.バニラシロップ追加
厳しさの中にある“優雅さ”や「才色兼備」感をほのかな丸みで表現、甘さが強すぎないよう1ポンプに留めて、整った印象に。
2.エスプレッソショット追加
判決を下す“重み”と、武闘派としての強さを強調させ、フリアエらしい引き締まった口当たりにします。
3.チョコソース追加
黒い裁きを象徴する“ビターなライン”、視覚的に法のラインをつけてほのかなビター感をプラス。
4.キャラメルソース
フリアエへの贈り物、貴金属・延べ棒をイメージと、香ばしいアクセントを与えます。
5.チョコチップ追加
武闘派としての粗さをザクザクした食感で表現します。
6.ホイップクリーム増量
分厚い法典をイメージさせる白い層。厳しさの中にも“格式”があるという雰囲気づくりに。
イメージ:フリアエの「厳格さ・端正さ・重厚さ」をコーヒーの引き締まった苦味で、バニラとホイップの甘味、キャラメルの香ばしさがアクセントになった端正で重厚、でも上品な裁判官らしさを表現した一杯です。



