どこの軍団にも属さず姿を見た者もほとんどいない、一部メギドの間では不死身とも言われている謎多きメギド、アザゼル。
イベント「生と死と、それぞれの個と」で最初に現れた際は自分の名前を思い出せないとのことで、ビフロンスから「ジャン」という仮名で呼ばれていましたが、その『思い出せない』という言葉の本当の意味を知った時はかなり驚きました。
あと中の人こと、小林敬さんのシノビン愛。
『影分身の術ッ!』というセリフがぴったり似合う、見た目はTHE忍者といったアザゼルですが、元ネタは日本由来のものではなく、旧約聖書に出てくる天使。
一団の総司令という高位な立場にいながら、あることがきっかけで堕天してしまったという、ちょっと残念な天使です。
アザゼルはどんな悪魔?
アザゼル:星3
アザゼル – メギド72攻略wiki
アザゼルは『旧約聖書』レビ記第16章、贖罪の日の儀式の記述の中で言及される名詞であり、旧約偽典のひとつである『第一エノク書』に登場する堕天使。
また『地獄の辞典』では2級の悪魔で、ヤギの守護者であるとされています。
なぜヤギ⁉その答えはレビ記にあるのでちょっと整理しましょう。
レビ記16章6~10節には祭司アロンが執り行うべき儀式の説明があり、アザゼルはその中に出てくる何らかの超自然的存在、魔神、あるいは荒野の悪霊を指すと解釈されています。
そしてアロンは自分のための罪祭の雄牛をささげて、自分と自分の家族のために、あがないをしなければならない。
(『旧約聖書』「レビ記」16章6~10節より)
アロンはまた二頭のやぎを取り、それを会見の幕屋の入口で主の前に立たせ、その二頭のやぎのために、くじを引かなければならない。
すなわち一つのくじは主のため、一つのくじはアザゼルのためである。
そしてアロンは主のためのくじに当ったやぎをささげて、これを罪祭としなければならない。
しかし、アザゼルのためのくじに当ったやぎは、主の前に生かしておき、これをもって、あがないをなし、これをアザゼルのために、荒野に送らなければならない。
正直なに言ってるのかサッパリですが、とりあえずアザゼルとヤギは切っても切れない仲といことでしょうか、『地獄の辞典』の挿絵もヤギと一緒。
アザゼルに関してはレビ記より『第一エノク書』で言われている堕天使の方が知られていると思います。
エノク書によるとアザゼルは通称「荒野の悪魔」と呼ばれ、名前は「神の如き強者」と言う意味のヘブライ語に由来しています。うわ、カッコいい。
容姿については諸説あって、『アブラハムの黙示録』によると7つの蛇の頭、14の顔、12の翼を持つ姿だとか。
アザゼルのメギド体に複数の顔があるのはこれが由来でしょう、そしてどことなくヤギっぽいのはレビ記から。
人間を堕落させた張本人!?
メギドこぼれ話 アザゼル
4周年カウントダウン – メギド72攻略wiki
『忍者っぽいキャラクターがほしいよね…!』、デザイナーだよりでアザゼルのコンセプトは忍者だとハッキリ記されています。
わかるッ‼日本人で、いや世界で忍者にロマンを感じない人は少ないはず。
しかし、先ほども紹介しましたがアザゼルの元ネタは堕天使。
堕天する前のアザゼルは「神の子」「見張る者」という意味を持つ、グリゴリ(またはエグリゴリ)という統率者20人、もしくは21人も含めた、200人の天使から成る一団の総司令を務める高位の天使でした。
アザゼルも含めたグリゴリに所属する天使の本来の役目は、人間の行い(善悪・道徳)、人間世界の秩序、人間の増加や発展を監視すること。
ところが彼らは地上の女性に魅了されてしまい、シャムハザ(シャミハザ)をリーダーとしてヘルモン山に集まった天使200人は、人間の監視という役目を放棄して、全員で女性を妻に娶ることを目的に地上へ降り立ちました。ダメじゃん!?
そうして地上に降り立った天使たちは各々が気に入った人間の女性を娶り、神によって禁じられていた様々な知識を人間たちに伝え、そして広めたことにより、天使200全員が堕天使となってしまいます。
そのため現在ではグリゴリは天使の集団ではなく、『堕天使の集団』と言われるようになったのですが、まぁそうなるでしょう、自業自得の結果。
そんな堕天した天使の一人であるアザゼルが教えたとされるのが、剣や小刀・楯・胸当てといった武器の製造方法、宝石・指輪・腕輪など金属の加工、眉毛の手入れをはじめとした化粧の知識。
このアザゼルの与えた知識によって男性たちは互いに武器で争い、女性たちは過剰に着飾って男性を誘惑するようになり、地上に様々な悪行が蔓延していったと言われています。
罪を犯さないように監視していたはずが、逆に堕とさせられてしまった…
まさに『ミイラ取りがミイラになる』ってことですね。

それにしてもなぜピンポイントで眉毛?
髪や肌、唇のお手入れじゃないの??
アザゼルの武器が忍者の使う暗器の一つ、苦無であるのは忍者キャラがモチーフであることもですが、元ネタで数多の武器の製造法を教えたことにも由来しているのでしょう。
暗器の種類は数多く、大雑把にざっと数えても20以上はありますから。
そしてアザゼルがヴァイガルドで職業とした庭師、こちらは女性に教えたとされる化粧や美容の知識が元ネタと推測します。
イギリスの貴族などが田舎の所領に所有していた「カントリーハウス」には、たいてい庭園が隣接してあって、その美しさが貴族の見栄を張る要素の一つでもありましたから。
魅了するという意味では同じことでしょう。
『個』を何より重視するメギドでありながら、「アザゼル」というメギドによって個を上書きされたという、メギドから見ると禁忌ともいうべき出自を持つアザゼル。
今まで知識を得る機会がありませんでしたが、真面目な性格から多くの知識を吸収していますし、腕の良い庭師として戦闘以外でも活躍しているので、ヴァイガルドでの生活はメギドラルよりも合っているのでしょうね。
インキュバスとのやり取りが可愛らしいキャラストなので、お迎えしている方はぜひ読んでほしいです。
おまけ:アザゼル風フラペチーノ

スターバックスでアザゼル風カスタマイズをしてみよう!
最後におまけとして、スターバックス店員を目指している自分がアザゼルをイメージしたカスタマイズはどんなものになるか?ChatGPTで聞いてみました。
そしてChatGPTから返ってきた、アザゼル風フラペチーノレシピがこれです。
【注意!:実際にカスタマイズしていないため、味については保証できません。】
アザゼル・フラペチーノ
ベース:バニラクリームフラペチーノ
カスタマイズ:
1.チョコレートソース追加
アザゼルの「影に潜む暗殺者」を表現、上から黒が垂れるような見た目は、“忍び寄る影”のニュアンスとなります。
2.モカシロップ追加
「暗殺者の技のキレ」「忍者の素早さ」を軽やかにするため甘さを少々加えます。
3.エスプレッソショット追加
死を恐れないストイックな暗殺者、複数の自分(アザゼルたち)を上書きされる重さを鋭い苦みで表現します。
4.氷少なめ
アザゼルの「丁寧・真面目」「庭師として繊細な作業をする」性質を、氷を減らして口当たりをなめらかにすることで表します。
5.ホイップクリーム増量
アザゼルのメギド体の腹部から伸びる“白い腕=本来の個の象徴”。
6.ココアパウダー追加
アザゼルのメギド体の「複数の顔」「黒に見えるが茶色を含む複雑な色合い」を“深みのある影”=ココア色で、見た目と味にほろ苦さを足します。
イメージ:バニラとホイップで“本来の個・純白の存在”、エスプレッソとチョコソースで“黒く塗りつぶすアザゼル”を表現した、黒で塗りつぶされながらも、中に本来の白い存在が残るアザゼルをイメージした一杯です。



