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【ウマ娘】ボーイッシュな僕っ子スプリンター!ビリーヴの元ネタを徹底解説!

ウマ娘元ネタ
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ウマ娘プリティーダービーに登場する、ボーイッシュな魅力が光る「ビリーヴ」。
低い声と一人称「僕」が印象的な彼女ですが、その元ネタとなった競走馬は、日本の短距離界に大きな功績を残した偉大な名牝でした。


「牝馬だと気づかれなかった!?」という衝撃的なエピソード、そして息子との感動的な物語までウマ娘ビリーヴのモチーフとなった競走馬『ビリーヴ』について、ウマ娘から競馬を始めた初心者の人たちに向け、わかりやすく解説します。

ぜひ最後までご覧ください。


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競走馬『ビリーヴ』とは

https://umamusume.jp/character/believe

競走馬ビリーヴは1998年4月26日生まれ、2001年にクラシック(3歳)を迎えた、01世代と呼ばれる鹿毛の牝馬。

父は日本競馬を変えた大種牡馬サンデーサイレンス、母の半姉にはアメリカで年度代表馬に輝いた歴史的名牝、「レディーズシークレット」がいるという、世界的な良血馬です。
名前の由来は英語で「信念」を意味する “Believe” から。
その名の通り、生粋のスプリンターとしての強い信念を持ったかのような走りが特徴的でした。


ビリーヴは2000年代前半に活躍した日本のトップ・スプリンターで、主な功績としてサンデーサイレンス産駒初の短距離GⅠ制覇史上3頭目となる春秋スプリントGⅠ制覇(スプリンターズS、高松宮記念)を達成しました。

気難しい一面もありましたが、一度本格化してからのスピードは圧巻の一言。
また、地方競馬・笠松のレジェンドであった安藤勝己騎手が中央競馬(JRA)に移籍してきてから、初めてのGⅠタイトルをプレゼントした馬としても知られています。


史実で対戦のあるウマ娘

  • カルストンライトオ
  • デュランダル
  • アグネスデジタル
  • ダンツフレーム

同期のウマ娘

  • カルストンライトオ
  • アグネスタキオン
  • ジャングルポケット
  • マンハッタンカフェ
  • ダンツフレーム

馬主繋がりあるウマ娘

  • スティルインラブ
  • ノーリーズン 
  • トランセンド (馬主が前田幸治氏名義繋がり)

僕っ子の理由は2002年の”悲劇”、勘違いされた牝馬

https://x.com/uma_musu/status/1814178887733297528

良血馬として期待されたビリーヴですが、デビュー当初はクラシック路線を目指して中距離レースを使われ、なかなか結果が出ませんでした。

本格的に才能が開花したのは、短距離路線に専念し始めた4歳の夏。
条件戦を連勝すると、その勢いのまま重賞のセントウルステークス(GⅢ)に出走し、後続に4馬身差をつけるレコードタイムで圧勝すると、一気にスプリント戦線の主役に躍り出ました。


そして2002年武豊騎手騎乗の元、中山競馬場の改修工事に伴って史上唯一となる新潟競馬場での開催となった、スプリンターズステークス (GⅠ)に出走します。
直線で一度進路を失いかけますが、武豊騎手の冷静な判断で内に切り込み、見事に差し切り勝ち。サンデーサイレンス産駒に初の短距離GⅠタイトルをもたらしました。


翌年の2003年では武豊騎手がドバイ遠征のため、このレースがJRAのGⅠ初騎乗となる安藤勝己騎手に乗り替わりとなります。
不安要素が多い中、レースでは他の馬を寄せ付けない圧倒的な強さで高松宮記念 (GⅠ) を優勝。
見事、春秋スプリントGⅠ制覇の偉業を達成し、鞍上の安藤勝己騎手にも嬉しい中央GⅠ初勝利をプレゼントしました。


史上初となるスプリントGⅠ・3連覇をかけて、1番人気で出走した2003年 スプリンターズステークス (GⅠ)ですが、ゴール寸前で気を抜いてしまったのか、猛追してきたデュランダルにハナ差(約15cm)で敗れてしまいます。
このレースを最後にビリーヴは現役を引退し、その年の最優秀古牝馬を受賞しました。


ところでウマ娘のビリーヴがボーイッシュな「僕っ子」として描かれているのには、元ネタの競走馬に起きた、ある有名な事件が関係していると言われています。


それは2002年のJRA賞でのこと。
この年、ビリーヴは秋のスプリント王決定戦「スプリンターズステークス(GⅠ)」を制覇しました。そのため、その年の「最優秀短距離馬」と「最優秀4歳以上牝馬」の2部門で選出される可能性がありました。

しかし、結果はまさかのどちらも受賞は叶わず 、特に「最優秀4歳以上牝馬」部門ではGⅠを勝っていないダイヤモンドビコーが選出されたことで、競馬ファンの間で大きな物議となります。
なぜGⅠ馬のビリーヴが選ばれなかったのか?その理由として囁かれたのが、

「投票した記者の一部が、ビリーヴを牝馬だと気づいていなかった(牡馬だと思い込んでいた)のではないか」というものでした。

この「女の子として見てもらえなかった」という悲しいエピソードが、ウマ娘におけるボーイッシュなキャラクター設定や一人称「僕」の元ネタになっていると考えられています。

しかし翌年、ビリーヴは牡馬混合の「高松宮記念(GⅠ)」も見事に制覇します。
牡馬にも劣らない実力を改めて証明し、その年には文句なしで「最優秀4歳以上牝馬」に選出されたのでした。


引退後のビリーヴ

ビリーヴ:ひとコマ

引退したビリーヴは、繁殖牝馬としてアメリカへ渡りました。
アメリカを代表する数々の名種牡馬と交配され、産駒の多くは日本で競走馬としてデビューしています。


そして2015年に生まれた7番仔「ジャンダルムが、母ビリーヴの夢の続きを叶えます。
ジャンダルムは母と同じくスプリント路線で活躍、そして2022年7歳にして挑んだスプリンターズステークスで、見事にGⅠ初制覇を飾りました。

これは、ビリーヴが同レースを制してからちょうど20年後のことで、史上初の母子制覇という競馬史に残る快挙となり 、そしてビリーブが安藤勝己騎手に初GⅠをプレゼントしたように、息子ジャンダルムも鞍上の荻野極騎手に初のGⅠタイトルを届けるという、感動的なドラマを生み出しました。


しかし、種牡馬としての活躍が期待されたジャンダルムですが、2025年2月不慮の事故により10歳の若さでこの世を去ってしまいます。
この訃報に際し、ウマ娘でビリーヴ役を演じる声優の秋山実咲さんが自身のX(旧Twitter)で追悼のコメントを寄せ、ウマ娘ファンにもその悲しみが広がりました。

ビリーヴ自身は2015年のジャンダルム出産以降の繁殖情報は更新されていませんが、現在もアメリカで元気に過ごしていると言われています。
彼女の「信念」は、これからも産駒や孫たちに、そしてウマ娘として受け継がれていくことでしょうね。


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