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2025年12月24日、聖夜のぱかライブTVで発表されたウマ娘・キセキがわずが一か月弱というスピードで実装されました。
ベレー帽をかぶり、自らを「創作活動を行うクリエイター」であり「レースの主人公」であると定義する彼女には、情熱的でドラマチック、そして泥臭い、記憶に残る名馬でした。
そんなキセキのモチーフ、「助演男優賞」と評された善戦マンである競走馬『キセキ』がどのような馬だったのか?
この記事ではウマ娘から競馬を始めた初心者に向けて、わかりやすくご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
競走馬『キセキ』とは?
https://umamusume.jp/character/kiseki
競走馬『キセキ』は2014年5月13日生まれの黒鹿毛の牡馬、2017年にクラシックを迎えた17世代と呼ばれる競走馬です。
名前の由来は文字通り「奇跡」から。
父ルーラーシップはキングカメハメハとエアグルーヴとの間に生まれた良血馬で2012年の香港・クイーンエリザベス2世カップ勝ち馬、母ブリッツフィナーレ自身は未出走のまま繁殖に入りましたが、母父に2010年代を代表する種牡馬ディープインパクトを持っていました。
キセキはルーラーシップの初年度産駒の1頭であり、産駒最初のGⅠ馬であります。
ウマ娘のキセキは、ベレー帽がトレードマークのクリエイター気質な性格です。
これは馬主である石川達絵氏が、漫画などのサブカルチャーを扱うアプリを運営する株式会社デジマースの社長であることが由来とされています。
史実で対戦のあるウマ娘
- ブラストワンピース 5勝1敗
- サウンズオブアース 3勝0敗
- サトノクラウン 2勝0敗
- サトノダイヤモンド 2勝1敗
- シュヴァルグラン 2勝1敗
- ヴィブロス 1勝1敗
- ラッキーライラック 1勝1敗
- アーモンドアイ 1勝3敗
- ラヴズオンリーユー 0勝2敗
- カレンブーケドール 0勝3敗
- デアリングタクト 0勝3敗
- クロノジェネシス 0勝5敗
血統繋がりのあるウマ娘
- エアグルーヴル 父ルーラーシップの母
- アドマヤグルーヴ 史実における伯母
- ドゥラメンテ 同じエアグルーヴの孫
角居勝彦厩舎繋がり
- ウオッカ 共通の騎手が騎乗(武豊・クリストフ・ルメール)
- シーザリオ 福永祐一騎手(現調教師)繋がり
「あ、キセキ!」泥にまみれた善戦マン
https://www.oricon.co.jp/news/2427203/full/
キセキの競走生活は、まさに「波乱万丈」という言葉がふさわしいものでした。
「泥の中の戴冠」2017年 菊花賞
キセキのデビューは3歳の12月と遅く、始動戦の500万円下戦で5着、続くすみれステークス(OP)も3着に敗退、3月の毎日杯(GⅢ)も3着止まりで、この結果から春のクラシック(皐月賞・日本ダービー)を諦めるしかありあせんでした。
そして夏まで休養に入り、7月に復帰すると500万円下戦を勝利後、続く1000万円下信濃川特別も勝利して2連勝しますが、菊花賞(GⅠ)トライアルの神戸新聞杯(GⅡ)はダービー馬レイデオロに敗れ2着となります。
しかし収得賞金を積み、オープン馬入りと共に菊花賞の優先出走権を確保すると、超大型台風直撃の極悪馬場状態で行われた菊花賞。
吹き付ける雨と舞い上がる泥でどの馬も騎手ももう泥まみれの中、突き抜けて極悪のレースを制したのはキセキでした。
勝ち時計は前年より15秒以上も遅い「超サバイバルレース」を制し、GⅠ馬の仲間入りを果たしたのです。
「世界レコードの立役者」2018年 ジャパンカップ
G1馬となったキセキですが、2017年末に遠征した香港ヴァーズは直前に罹患した皮膚病や出遅れが影響して9着。
年明けの日経賞(GⅡ)でも出遅れた挙句、先頭に立つ暴走で香港ヴァーズと同じく9着、そして宝塚記念(GⅠ)は8着と敗退しただけでなく、レース後、角居調教師が酒気帯び運転で現行犯逮捕され調教停止処分を受けたことにより、中竹和也厩舎へ転厩します。
秋は川田将雅騎手への乗り替わりと逃げへの脚質転換をきっかけに復調し、毎日王冠(GⅡ)と天皇賞秋(GⅠ)で連続の3着。
ウマ娘のキセキの覚醒スキルが進化すると差し用から逃げ用に変化するのは、この騎手の乗り代わりと同時に逃げ脚質へと変えたことが元ネタとなっているのでしょう。
そして逃げへと転換したキセキは4歳時、ジャパンカップ(GⅠ)で驚異的なハイペースを刻みます。
ペースを上げて他馬を置き去りにし、最終直線でも脚は衰えずGⅠ2勝目は目前でしたが、それを阻んだのは三冠牝馬アーモンドアイでした。
結果は2着と悔しい結果ではありましたが、このレースでアーモンドアイが記録した2分20秒6という世界レコードは、キセキの猛烈な逃げがあったからこそ生まれたものだったのです。
記録より記憶に残る善戦
2019年1月に角居調教師の処分が解けたことで角居厩舎へ再転厩しますが、その後のキセキは勝利から遠ざかっていきます。
大阪杯(GⅠ)は菊花賞で破ったアルアインに敗れ2着、続く宝塚記念も2着、そして秋にはフランス凱旋門賞へ出走しますが7着に終わります。
この頃からゲート難と暴走癖が再発して成績が安定しなくなり、帰国後初戦の有馬記念(GⅠ)は2年連続の5着に敗れました。
2020年初戦の阪神大賞典(GⅡ)では、大出遅れから先頭集団まで追い上げる大暴走の末、国内では1年9ヶ月ぶりに掲示板を外す大敗で調教再審査となります。
続く天皇賞(GⅠ)でも同じく折り合いを欠いて先頭に立ち、2戦続けて掲示板を外しますが宝塚記念では2年連続の2着に入ったので、折り合いさえつけば実力は健在なことを証明していました。
7歳になった2021年も現役を続行、春の香港・クイーンエリザベス2世カップ4着、宝塚記念5着など健闘していました。
そして秋初戦の京都大賞典(GⅡ)では和田竜二騎手が初騎乗、「最年長現役日本ダービー馬」の記録の持ち主であるマカヒキの復活勝利の中で3着。
- 「さらにはあっキセキぃ、休み明けですが早め4番手5番手につけていきました」
- 「和田竜二 闘魂注入 鞭が飛ぶ」
この2021年京都大賞典はマカヒキの約5年1か月(1855日)ぶり、GⅠ馬として史上最長間隔勝利・日本ダービー馬の史上最年長勝利として競馬ファンの間では知られています。
それだけでなく、関西テレビ実況の川島壮雄アナウンサーから複数の名実況が飛び出し、勝ち鞍ではないにもかかわらず、キセキファンの間で有名なレースでもありました。
33戦4勝という成績以上に、2021年宝塚記念のファン投票8位、2021年有馬記念のファン投票9位とファン投票では常に上位にランクインする「愛されホース」であったキセキ。
この有馬記念10着を最後に、現役を引退しました。
引退後のキセキ
引退後のキセキは北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となり、数多くの子供たちがJRAデビューしています。
2025年10月には産駒のサインがJRA初勝利を挙げただけでなく、キセキのウマ娘実装発表のあった2026年1月18日に開催されたGⅢ京成杯では、キセキの産駒アクセスが重賞に初挑戦しました。
キセキが実装された事もあり、SNS上では『これはアクセスが勝つサイン‼』だと、ちょっとした話題となりましたが、結果は残念ながら9着。
アクセスを含め、キセキの子供たちががどのような奇跡を起こしていくのか、こちらもぜひ注目したいですね。
またキセキはぬいぐるみ化されるほどの人気を誇り、京都競馬場が主催した「アイドルホースオーディション」では、名だたる名馬を抑えて第3位にランクイン。
引退してもなお愛され続けるその姿は、まさにファンに愛されたスターそのものといえるでしょう。
「主役を引き立たせる脇役」から、自ら物語を描く「主人公」へ。
ウマ娘のキセキがこれからどんなストーリーを綴っていくのか、また競走馬キセキが返し馬の際見せていた鶴首(顎を引いて額を突き出す姿勢)ポーズや、時折見せる豪快な出遅れがウマ娘で再現されるのか?
彼女の作る「ワクワクするレース」から目が離せません!



