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【ウマ娘】「アーモンドアイの母」フサイチパンドラ。エリザベス女王杯で繰り上がり優勝?

ウマ娘元ネタ
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2024年9月、メインストーリー第2部でサプライズ登場し、多くのウマ娘ファンを驚かせたフサイチパンドラ

「フサイチ」の冠名を持つ初のウマ娘であること、そして何より、あの歴史的名牝アーモンドアイの母親であることから、大きな注目を集めました。

「お気楽な愛されギャル」な彼女ですが、その元となった競走馬は、一体どのような馬だったのでしょう?ウマ娘から競馬を初めた初心者はわからなことばかりではないでしょうか。

そんなウマ娘から競馬を知った方に向けて、ウマ娘ノフサイチパンドラの元ネタである競走馬『フサイチパンドラ』について、カンタンにご紹介します。



フサイチパンドラは出ていなくても、全巻購入でSSR引換券を入手できる豪華特典付き。
9月から順次発売ウマ娘 シンデレラグレイ1は予約受付中。

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競走馬『フサイチパンドラ』とは

フサイチパンドラ|ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイト|Cygames

競走馬『フサイチパンドラ』は2003年2月27日生まれの、06世代と呼ばれる栗毛の牝馬。
名前の由来は冠名と、ギリシャ神話であらゆる悪・不幸・禍を封じ込めてあった箱を開けてしまった人類最初の女性といわれる、パンドラからきています。

父は日本の競馬に革命をもたらした大種牡馬サンデーサイレンス、母は世界的な名牝系 『ベストインショウ系』 の出身であるロッタレースという、まさに良血と言えるお嬢様。
父サンデーサイレンスはサイチパンドラ誕生の前年に死去してたので、フサイチパンドラは父の最終世代(ラストクロップ)となった競走馬でした。

余談ですが、ギリシャ神話の原典でパンドラの話の中に『箱』という文字はなく、代わり記されていたのは古代ギリシャ語で「ピトス」と呼ばれる、甕(かめ)を意味する言葉です。
そのためパンドラが開けたのは箱ではなく、甕の蓋であったという説があります。


馬主は「フサイチ」の冠名で知られる関口房朗氏なのですが、関口氏は様々な事情により有名人であったことから、ウマ娘としてフサイチパンドラの実装は難しいのではなかと言われていました。
それだけにメインストーリー第2部で登場した時は多くの競馬ファンを驚かせ、まさに「パンドラの箱が開かれた」ような衝撃となりましたね。


フサイチパンドラを一言で表すなら、『勝ちきれないシルバーコレクター、だけどG1は獲った偉大な母』と言えるでしょう。

G1勝利は1つだけですが、その1勝が非常に劇的なものでした。
これのG1勝利がフサイチパンドラのウマ娘化を難しいとされていた、もう一つ要因であると思われます。
またオークスやエリザベス女王杯で2着に入るなど、常にトップクラスで走り続けましたが、あと一歩届かないレースが多い馬でもありました。
しかし、牡馬の超一線級が揃ったジャパンカップで5着。
引退後は、自身の競走成績以上に「偉大な母」としてその名を競馬史に刻むことになります。


史実で対戦経験のあるウマ娘

  • スイープトウショウ (04世代)
  • デアリングハート (05世代)
  • カワカミプリンセス (06世代)
  • ダイワスカーレット (07世代)
  • ウオッカ (07世代)

白井厩舎繋がり

  • スペシャルウィーク
  • アグネスデジタル

波乱万丈!まさにドラマの連続だった現役時代

https://x.com/uma_musu/status/1839654833512710422

フサイチパンドラは2005年11月にデビュー勝ちを飾ると、2戦目にはいきなりG1・阪神ジュベナイルフィリーズに挑戦し3着と健闘。
しかし、その後は1番人気を裏切るレースが続き、クラシック初戦の桜花賞では14着と大敗を喫してしまいます。

この敗戦を受け、鞍上はデビューから手綱を取ってきた角田晃一騎手から、福永祐一騎手へと乗り替わりになりました。
フサイチパンドラの主戦騎手となった福永祐一騎手はラインクラフトの主戦騎手でもあったので、ゲーム内でラインクラフトのことを「くーちゃんセンパイ」と特別な呼び方をしているのは、騎手繋がりからきているのです。


そして新たなパートナーと挑んだ3歳クラシックのオークスでは、無敗の桜花賞馬・キストゥヘヴンを抑えてカワカミプリンセスに次ぐ2着と好走します。
秋初戦のローズS(3着)を経て、秋華賞でもカワカミプリンセスの3着に入り、世代トップクラスの能力を示しますが、どうしてもG1の栄冠には手が届きませんでした。


そして迎えた3歳秋 エリザベス女王杯
レースはまたしてもカワカミプリンセスが1着でゴール。フサイチパンドラは2着でした。

この時、誰もがカワカミプリンセスの無敗二冠達成と思った瞬間に、審議ランプが点灯
最後の直線でカワカミプリンセスが他馬の進路を妨害したとして、まさかの12着に降着し、これによったフサイチパンドラが繰り上がりでエリザベス女王杯 優勝となりました。

この勝利は父サンデーサイレンスにとって「産駒の全世代でG1を制覇する」という偉大な記録の達成でもありましたが、育成ストーリーでどのように描かれるか疑問と不安の声があったため、ウマ娘化は難しいと事情を知るファンの間で言われていました。
ゲーム内でどのように描かれるのか注目ですね。


G1馬となったフサイチパンドラは、続くジャパンカップで三冠馬ディープインパクトら強豪牡馬相手に5着と健闘します。

4歳時は一時期スランプに陥り、その理由が馬インフルエンザに感染していたという衝撃の事実!
しかし夏の札幌記念で見事に逃げ切り勝ちを収め、復活をアピールしました。

連覇を狙ったエリザベス女王杯では1歳下の強敵ダイワスカーレットに敗れ2着、そしてラストランとなるはずだった有馬記念のレース前日に脚の故障が判明したことで出走取消となり、そのままターフを去ることになりました。

引退後の『フサイチパンドラ』

ゲーム内画像:フサイチパンドラひとコマ

引退後は北海道のノーザンファームで繁殖牝馬となったフサイチパンドラ。
2009年から9頭の仔を産みますが、残念ながら2017年10月28日に14歳の若さでこの世を去りました

彼女の産駒はなかなか大きな活躍を見せられずにいましたが、パンドラが亡くなった後、ロードカナロアを父に持つ7番仔として生まれた牝馬、その馬こそ後に牝馬三冠、ジャパンカップ連覇など、JRA史上最多となる芝G1・9勝を挙げる「九冠女王アーモンドアイです。

ギリシャ神話の「パンドラの箱」の底に最後に残ったものが「希望」であったように、フサイチパンドラは最後に、日本競馬界の至宝という最高の「希望」を遺してくれました。


ウマ娘では史上初の「史実母子」での実装となるのですが、ゲーム内ではアーモンドアイの方が上のように描かれており、この不思議な関係が今後のストーリーでどう描かれるか注目ポイント。
年下お母さん?なフサイチパンドラの活躍が待ち遠しいですね。


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