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2025年2月22日に放送されたぱかライブTVから19日という驚異の速さで、3月11日に育成ウマ娘として実装されたグランアレグリア。
実在馬が現役で活躍した年はちょうどアニメ第2期の放送中でもあり、ウマ娘をきっかけに競馬に触れる人が多くなったのですが、
4周年からウマ娘を始めた、ウマ娘はプレイしても競馬に興味がなかった。
そんな人にとって実在馬のグランアレグリアがどんな競走馬だったのか、わからないのではないでしょうか?
そこでこの記事ではウマ娘から競馬を知った初心者に向けて、ウマ娘グランアレグリアのモチーフとなった競走馬『グランアレグリア』について簡単にご紹介します。

この記事の作者も競馬はウマ娘からなの初心者なので、
血統図や戦績について詳細には書けていません。
ご理解ください。

競走馬『グランアレグリア』とは
https://umamusume.jp/character/granalegria
競走馬グランアレグリアは2016年生まれの競走馬の世代である19世代の牝馬で、日本競馬史に名を刻む名マイラーの一頭です。
名前の由来はスペイン語で「大歓声」を意味し、その名の通り圧倒的な走りで多くのファンを魅了しました。
父は日本競馬界の伝説的な種牡馬ディープインパクト、母はアメリカの名牝タピッツフライ。
ピッツフライは初子がデビューできず、2年目は不受胎だったためグランアレグリアは実質的な初子でした。
しかしグランアレグリアがデビューする前に母は亡くなり、さらに弟のブルトガングも若くして腰萎(若駒に多い頸椎狭窄による運動失調)によりデビューしてまもなく安楽死となってしまいます。
こうしてグランアレグリアは、母の唯一の忘れ形見となりました。
ウマ娘のゲームでは、同じ短距離・マイル路線で活躍したタイキシャトルやダイイチルビー、直接対決をしたアーモンドアイとの関連に注目したいですね。
グランアレグリアと関わりのあるウマ娘
【同期】
- ラヴズオンリーユー
- クロノジェネシス
- カレンブーケドール
【藤沢和雄調教師繋がり(チーム藤沢)】
- バブルガムフェロー
- タイキシャトル
- シンボリクリスエス
- ゼンノロブロイ
- スノウインハザード(※モチーフ馬 タイキブリザード スターブロッサムに登場)
急に長めのマイルだと騙されて走らされた女の子?
https://x.com/uma_musu/status/1893908984547131785
デビュー戦は2018年6月3日の東京競馬場、クリストフ・ルメール騎手を背に2歳レコードを記録し、鮮烈なデビューを飾りました。
その後もマイルを中心にGⅠレース初挑戦となった「朝日杯フューチュリティステークス」では牡馬に混じって3着。
翌年の「桜花賞」では見事1着となり、GⅠ初制覇を達成しましたがその後挑んだ「NHKマイルカップ」では不運な降着処分となり、悔しい結果となりました。
降着処分
競走馬(加害馬)がレース中、他の競走馬(被害馬)の走行を妨害した場合などに、裁決委員が「加害馬の妨害がなければ、被害馬は加害馬よりも先にゴールしていた」と判断した場合、加害馬の着順を被害馬のすぐあとに置くこと
しかし4歳~5歳(古馬時代)になるとグランアレグリアの快進撃が始まり、短距離・マイルのGⅠタイトルを総なめにしていきます。
- 安田記念(2020年):最強牝馬アーモンドアイを破り優勝。
- スプリンターズステークス(2020年):驚異的な末脚で2馬身差の圧勝。
- マイルチャンピオンシップ(2020年):GⅠ3連勝を達成。
ところがラストイヤーとなる5歳シーズンはなんと、中距離GⅠ大阪杯へと進むことになりました。
なぜ短距離・マイルを走っていたグランアレグリアが中距離G1へ出走したのか?
それは藤沢調教師がかつて管理したタイキシャトルが当時の制度で外国産馬であるという理由から天皇賞(秋)に出走資格を持てず、挑戦すらできなかったことが関係しています。
定年を迎える藤沢師は「タイキシャトルを牝馬にしたような馬」と評したグランアレグリアにその夢を託したのですが、結果は重馬場が響き4着。
この中距離レースへの挑戦について藤沢師は
「グランアレグリアは(距離延長に)まだ気づいていないので頑張ってくれると思う」
という迷言を放ったため、急に長めのマイルだと騙されて走らされる女の子という印象が広まることとなりました。
ウマ娘のグランアレグリアが、どこか頭の緩い風変わりなウマ娘となっているのはこのエピソードからきているのでしょうね。
しかし、その後の「ヴィクトリアマイル」では驚異の末脚で4馬身差の圧勝を見せ、ラストランとなる「マイルチャンピオンシップ(2021年)」では堂々の1番人気に応えて見事優勝。
ラストランでGⅠ6勝を果たし、藤沢師に花を持たせ、グランアレグリアは有終の美を飾りました。

引退後のグランアレグリア
現役引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となり、2023年1月24日に初仔「グランマエストロ」を出産、偶然にも彼女自身と同じ誕生日でした。
グランマエストロは2025年にデビュー予定となっていて、グラナレグリアのような華々しい活躍が期待されています。