一部の人にとって、いやかなり大勢の人にとって最強の生物である猫。
そんな猫の頂点に立つ女王だと自称し、人々を「下僕」と呼ぶ、気ままに生きるまさに猫なメギド、グリマルキン。
普段は猫として過ごしていながらもメインストーリーでの意外な活躍と、これまた意外なメギドとのつながりを持っていた事実にかなり驚かされました。
うーん、猫って最強。
そんなグリマルキンの元ネタですが、これもメギドと同じくそのまんま猫、ヨーロッパでは有名な猫のキャラクターであり、日本でいう化け猫といえる存在です。
それより何より、一番謎なのはグリマルキンとセットで語られる「猫師匠」。
こちらについても、少しその状態を探ってみたいと思います。
グリマルキンはどんな悪魔?
画像はカウンター
グリマルキン – メギド72攻略wiki
グリマルキン(グルマルキン、またはグレイマルキンとも)は古英語で「グレーヘアの猫」という意味を持つ、ヨーロッパにおける猫一般、魔女が使役する使い魔の猫(多くは雌猫)、悪魔が猫に化けた姿を指す言葉です。
特にイギリスでは人の言語を発する猫という不気味さから、猫に化けてサバトに現れる魔神ともされています。
言葉の由来は、「灰色(グレー)」と、猫の名前や女性(魔女)の愛称として古くから使われる「マルキン(malkin)」を組み合わせた造語とされ、初めてその名が出たのは「正直なお金」という北欧の民話。
船乗りの男が偶然助けた猫、グリマルキンのおかげでその男は何度も大きな儲けを得ることができたという、どちらかといえば人に幸福や恩恵を授けるような書き方をされていました。
その後、16世紀に世界で初めて英語で書かれた散文作品とされるイギリスの小説「猫にご用心」では人の言葉をしゃべり、羊1頭に牛1頭肉から皮までたいらげ、人をかみ殺すといった不気味な面が強調されます。
そしてグリマルキンの名が一般に広がったときっかけと言われるのが、シェイクスピアの戯曲『マクベス』であり、魔女の使い魔として登場する猫の名前がグリマルキン。
シェイクスピアはフレッド・ゲティングスの悪魔の辞典で、グリマルキンについて言及したとの推測がされていることから、『マクベス』が有名になって以降は悪魔的要素が多く付け加えることとなりました。
普段は猫として外で気ままに過ごしていながらも、メインストーリー中でのグリマルキンの意外な活躍は、人に恩恵をもたらしたという北欧の民話に通じるところがあるように思えますね。
そしてお供であるマクベスも杖の先のマタタビに釣られていますが、ダメージ軽減と4連撃雷ダメージを行う優秀なオーブ。
さすがは「猫の女王」!猫は人間を下僕にする最強の生き物なのです‼
「塗れてニャワー」という判別方法を、ベルゼブフがわざわざ議会経由で禁止させるくらいなのですから。
それにしても、8魔星のメギドたちは動物に甘くないか?
結局何なの『猫師匠』?
画像はラッシュ
グリマルキン(ラッシュ) – メギド72攻略wiki
メギドにおいて最大の謎の一つも言える、グルマルキンの「猫師匠」。
イベント「悪夢を穿つ狩人の矢」でグリマルキンと共に登場し、その後もイベントやメインストーリー中にたびたび出てくる謎多き人物…いや、そもそも人なのか?
その詳細が語られたのは、メインストーリー11章でのことでした。
グリマルキンによると「猫師匠」は、メギドの魂が宿りメギド化した猫(グリマルキン)の父親であるとのこと。
そしてその情報を、『ちょっと整理するわね』
- グリマルキンが成長するまで面倒を見ていた
- 猫としては長寿ですでに肉体は朽ちてしまっている
- 猫そっくりな見た目でもメギドであるグリマルキンに純正猫としての正しい姿を教えた
- ヴァイガルドに渡ってからはヴィータの姿となった
- 今でも重要な局面に表れてグリマルキンを導いてくれている
この情報だけで単なる父親猫とは考えられない「猫師匠」、その正体を個人的解釈のもと探っていこうと思います。

あくまで個人的な解釈ですので(ここ重要‼でもテストに出ません)
自分の意見としては多くの人が想像しているのと同じく、「猫師匠」はメギドであると思っています。
それもエルダー化に失敗した可能性のあるメギドではなかと。
自分がこのように予想した理由を、お暇でしたらお読みください。
恐らくですが「猫師匠」は、ヴァイガルドへ渡ったことがある純正メギドであったのではないでしょうか。
ヴァイガルド産の猫がいないメギドラルで猫の姿を、それも正しい姿をグリマルキンに教えることは、ヴァイガルドで猫の姿を見ていなければ不可能だったはず。
メギドがヴィータ体を最初に取るときも、手本や原型(アーキテクチャ)が必要ですからね。
そして覚えた猫の姿でグリマルキンの母猫と交わり、偶然メギドとしてグリマルキンが発生。
父親として、また幼護士としてグリマルキンを育てたと。
そして注目したいのが、すでに肉体が朽ちているといっても『何の』肉体なのか?です。
普通に考えたら猫の肉体でしょう、もしかしたらメギド体かもしれませんが、ならば何故ヴァイガルドではヴィータ体で現れるのか?
これはストーリー中、「周囲のイメージを借りて脳内で再生しているみたい」とグリマルキンが語っていました。
しかしヴィータを下僕と呼ぶグリマルキンが、恩猫と呼び慕う「猫師匠」をわざわざヴィータの姿にして再生します?
そう思うと、グリマルキンだけの脳内設定というには首をかしげてしまいます。
さらに言えば、メギドにはその存在が儚いながらもメギドラルにおいて重要な「中立の立場」に所属するメギド達、『夢見の者』がいます。
ヴィータの夢の中を渡り歩き、ヴァイガルドの情報をメギドラルに提供していた彼女たちと、重要な局面でグリマルキンを導く「猫師匠」、どこか似ているのでは?
そうなると元・夢見の者の長であり、エルダー化に失敗したことで肉体を失ったメギド・リリスの存在も外せません。
もし「猫師匠」が単なるメギドではなくエルダー化に失敗したメギドで、リリスのように肉体を失い現実とは別の場所に存在しているのであれば、グリマルキンに白昼夢を見せてその中で会話をするために、失った体の代わりとして周囲のイメージであるヴィータ体を用いている可能性も考えられるのでは?
【白昼夢】
目覚めている状態で、現実で起きているかのような空想や想像を夢のように映像として見る体験、またはそのような非現実的な幻想にふけっている状態
『エルダー化に失敗したのなら大幻獣化してないとおかしい』など、まだまだ突っ込み所も多くありますが、とにかく自分的にかなり大雑把にまとめると、
「猫師匠」はかつて猫の姿をとっていた、エルダー化に失敗したかもしれないメギドである。
改めて言いますが、これはあくまで自分の個人的解釈ですのでご理解ください。
めちゃくちゃに聞こえる?
えぇ、普段考察なんて全然したことない人間ですのでホントスミマセン…。
結局謎のままで、訳のわからない「猫師匠」のように多めに見てやってください。
おまけ:グリマルキンフラペチーノ

スターバックスでグリマルキン風カスタマイズをしてみよう!
最後におまけとして、スターバックス店員を目指している自分がグリマルキンをイメージしたカスタマイズはどんなものになるか?ChatGPTで聞いてみました。
そしてChatGPTから返ってきた、グリマルキン風フラペチーノレシピがこれです。
【注意!:実際にカスタマイズしていないため、味については保証できません。】
グリマルキン・フラペチーノ
ベース:バニラクリームフラペチーノ
カスタマイズ:
1.モカシロップ追加
グリマルキンの「猫っぽさ」や「小悪魔感」を、ビターさを持つチョコレートで表現します。
2.抹茶パウダー追加
グリマルキンの特徴的な「緑色の毛並み」をイメージ。白いホイップに緑を散らすことで、まさにグリマルキンがちょこんと座っているような見た目に。
3.チョコレートソース追加
「猫の影」や「気ままに伸びるしっぽ」を思わせる黒いラインで、ちょっとダークで謎めいた存在であることを表現します。
4.ホイップクリーム増量
猫のふわふわ感、おやつを要求する甘えん坊な女王様感を強調。ふんわりした口当たりは、猫を撫でたときの柔らかさもイメージしています。
イメージ:真っ白なフラペチーノに、緑と黒のアクセントでグリマルキンの毛並みとミステリアスさ、ミルキーでやさしい甘さ+チョコのビターさ+抹茶のほろ苦さが、「可愛いけどちょっと小悪魔」「猫らしいわがままさ」を感じられる、クセになる一杯です。



