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【ウマ娘】フェノーメノはどんな馬?ライス再来と呼ばれた黒き刺客

ウマ娘元ネタ
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2025年4月21日に新たな育成ウマ娘「フェノーメノ」が実装となりました。
発表があった前日の4月20日はフェノメーノの誕生日、予想していた人も多かったのでは?

4周年直前の2025年2月22日配信「ぱかライブTV」で発表された際の「フェノーメノ、出動であります!」というセリフ、警察官のようなビジュアルと鋭すぎる目付きが印象的なウマ娘です。

しかし競馬初心者からすれば、元ネタになった競走馬ってどんな馬だったんだろう?と気になりますよね。
この記事では4月21日に実装されたフェノーメノについて、競馬初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
この記事を読んで、競走馬フェノーメノにも興味を持っていただけたら嬉しいです。



フェノーメノは出ていなくても、全巻購入でSSR引換券を入手できる豪華特典付き。
9月から順次発売ウマ娘 シンデレラグレイ1は予約受付中。

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競走馬『フェノーメノ』とは

https://umamusume.jp/character/fenomeno

競走馬『フェノーメノ』は2009年に生まれ、2012年にクラシックを迎えた12世代と呼ばれる競走馬、毛の色は黒っぽい「青鹿毛(あおかげ)」で、見た目からも迫力満点な馬です。
「フェノーメノ」はポルトガル語で「超常現象」や「怪物」という意味を持ち、その名の通り、素晴らしい走りを見せてくれた競走馬でした。


父ステイゴールド、母ディラローシェ、母父はデインヒルという良血統の生まれであり、ウマ娘でいうと、同じくステイゴールド産駒のゴールドシップとは兄弟のような関係にあたります。
しかし仲は良くなかったらしく、レースで顔を合わせる度に威嚇され、威嚇し返していたとか。

また同じステイゴールド産駒、オルフェーヴルのことも嫌っていて前を通るたびに威嚇し、オルフェーヴルも威嚇し返し、柵越しに蹴りをする素振りを見せたほど。


気性難で有名なステイゴールドの産駒は気性が激しい馬が多いと言われますが、フェノーメノは比較的真面目でヤンチャな面が無く、オンとオフをしっかり使い分けているようだったと言われています、ちなみに愛称は「マメちん」。

これは戸田調教師が初めて見た仔馬時代、その黒い馬体から「黒豆」を連想したからと言われていて、テレビ番組で戸田調教師が「マ~メちん」と呼ぶと、フェノーメノが嘶(いなな)いて応える映像も残っています。強面な見た目とのギャップが面白いですね。
ただ見学者が「マメちん」と呼んでも無反応で、愛想が良いとは言えない馬だったそうです。

そんなフェノーメノは見た目も性格も強烈で、「美浦のドルジ(朝青龍)」と呼ばれるほどのボス気質、厩舎ではまさにリーダー的存在でした。


史実で対戦経験のあるウマ娘

  • トーセンジョーダン
  • エイシンフラッシュ
  • オルフェーヴル
  • ウインバリアシオン
  • ゴールドシップ
  • ジェンティルドンナ
  • サウンズオブアース

血統繋がりのあるウマ娘

  • ステイゴールド (ウマ娘未実装・史実では父)
  • ドリームジャーニー
  • ナカヤマフェスタ
  • オルフェーヴル
  • ゴールドシップ

春の天皇賞で2年連続優勝を果たした『黒き刺客の再来』


https://x.com/uma_musu/status/1893910261003849790

フェノーメノは2011年にデビュー。
翌2012年には「青葉賞」で勝利し、日本ダービーへの切符を手にしますが、ゴール前でわずかハナ差で敗れ惜しくも2着、ダービー馬の栄冠を逃します。

その後セントライト記念優勝し、秋の天皇賞では天覧競馬となったこのレースで、エイシンフラッシュに敗れました。

この2012年秋の天皇賞は、エイシンフラッシュ騎乗のミルコ・デムーロ騎手が勝利後、当時の天皇・皇后両陛下(現在の上皇・上皇后様)に向けて「下馬してからの最敬礼」を行った、競馬の歴史の中でも有名なエピソードを残したレースでもあります。


そして翌年2013年の春の天皇賞で優勝するも、宝塚記念では若干馬場が緩んでいたこともあって4着に敗れ、秋の天皇賞に出走予定だったものの左前脚繋靱帯炎発症により休養となりました。

しかし2014年には日経賞5着を経て、春の天皇賞に出走。
怪我からの復帰戦は振るわなかったものの、本番で見事に復活しウインバリアシオンやキズナらの追撃を抑え、メジロマックイーン、テイエムオペラオーに次ぐ史上3頭目の天皇賞(春)連覇を達成しました。
これは菊花賞に出ていない馬としては初の快挙です。


その後はなかなか勝てず、2015年の春の天皇賞で3連覇を目指して調整中に、再び右前脚繋靱帯炎と左脚屈腱炎が見つかり、残念ながら引退となります。


怪我に苦しみながらも大舞台で復活し、同じ関東馬で天皇賞春2勝を成したライスシャワーになぞらえて黒き刺客の再来」と呼ばれることもあった、力強い走りでファンを魅了した名馬でした。

引退後は仔馬たちのお兄さん・リーダー役へ

ゲーム内画像:フェノメーノひとコマ

引退後のフェノーメノは父と同じように種牡馬となりますが、残念ながらG1で活躍するような子供はなかなか現れず、2021年に種牡馬を引退します。
種牡馬を引退した後は生まれた故郷である追分ファームに戻り、功労馬としてのんびり暮らすことになりました。

功労馬(こうろうば):競走馬引退、後繁殖馬として供用された後に引退し余生を送る馬


そして2022年からは去勢手術を経て、リードホース」として活躍しています。
リードホースとは、離乳した仔馬たちのお兄さん役・リーダー役のような存在で、仔馬たちの“保育士さん”と言えば分かりやすいのではないでしょうか。

その黒くて大きな体から、最初は仔馬たちに怖がられてしまうそうですが、すぐに仲良くなって未来の競走馬たちを優しく見守っているそうです。


ウマ娘のフェノーメノのモデルとなった競走馬は、強面だけど「マメちん」と呼ばれる可愛い一面も持ち、怪我を乗り越えてG1・天皇賞(春)を連覇した、まさに「怪物」の名にふさわしい名馬でした。

ウマ娘での活躍も、現実でのエピソードと重ねて楽しんでみてください!


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