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【ウマ娘】オルフェーブルはどんな馬?圧倒的な実力とカリスマ性を持つ暴君ウマ娘。

ウマ娘元ネタ
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2025年2月24日、ゲーム『ウマ娘プリティダービー』配信から4周年という記念すべき日に更新されたガチャで2023年アニメ3期にジェンティルドンナと共にゴールドシップに名指しされた暴君、オルフェーブルが実装されました。

王者のような言動と振る舞いが特徴で、ドリームジャーニーの育成ストーリーでも登場したオルフェーブルですが、ウマ娘から競馬を始めた競馬を知らない人たちからすれば
『名前は知ってるけど、どれ程すごい馬だったの?』そう思うのではないでしょうか?

そこでこの記事では、ウマ娘オルフェーブルのモチーフとされる競走馬『オルフェーブル』について、ウマ娘から競馬を知った初心者に向けて、簡単に紹介します。

この記事の作者も競馬はウマ娘からなの初心者なので

血統図や戦績について詳細には書けていません。

ご理解ください。


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競走馬『オルフェーブル』とは

https://umamusume.jp/character/orfevre

ウマ娘・オルフェーブルのモチーフとなっている競走馬『オルフェーブル』は、2010年代前半に活躍し日本競馬史上7頭目となるクラシック三冠、GⅠ6勝・凱旋門賞2年連続2着などの優れた実績を持つ「金色の暴君」などの愛称で知られる競走馬です。

名前の由来はフランス語で「金細工師」を意味する言葉で、両親であるステイゴールドとオリエンタルアートから連想して名付けられました。
ゲームでもオルフェーブルと姉(実際は兄馬)のドリームジャーニーの父が金細工職人であることが判明しています。

2008年5月、北海道の白老ファームにて誕生しましたが交配の遅れのために遅生まれに加え、生まれた時は比較的馬体が小さく、いじめられっ子キャラだったそうです。
しかし1歳2月の頃になるともう負けないという感覚があったと思う、と当時を知るスタッフが雑誌のインタビューで語っていました。

対戦経験のあるウマ娘

  • ウインバリアシオン 6勝1敗
  • エイシンフラッシュ 3勝0敗
  • トーセンジョーダン 2勝1敗
  • ブエナビスタ 1勝0敗(4周年時点での育成ウマ娘未実装)
  • ヴィルシーナ 1勝0敗(4周年時点での育成ウマ娘未実装)
  • ゴールドシップ 1勝0敗
  • フェノーメノ 1勝0敗(4周年時点での育成ウマ娘未実装)
  • ジェンティルドンナ 0勝1敗

姉でありルームメイトであるドリームジャーニーとの仲は良好で、お互いに「オル」「姉上」と呼び合ういっています。
この「オル」という呼び方は実馬の主戦・池添騎手がオルフェーヴルと鞍上鞍下ふたりきりの時に幼子に呼びかけるように彼だけが用いていた愛称だそうです。

皇帝・世紀末覇王と呼ばれるシンボリルドルフやテイエムオペラオーが親しみやすい性格をしているのに対し、オルフェーブルはまさに『天上天下唯我独尊』。
王の風格を感じさせる風格と、「民」と呼ぶファンやレース関係者の期待や働きに報いる王として「当然のように勝利する」ことを重視している姿勢がゲーム内でよく見られています。

気性の激しさから「金色の暴君」「激情の三冠馬」と呼ばれた破天荒

https://x.com/uma_musu/status/1761269999774445910

ステイゴールドを父親メジロマックイーン産駒の牝馬を母親とする交配例の「ステマ配合」の馬である競走馬オルフェーブルは、ゴールドシップやナカヤマフェスタなどといった他のステイゴールドの血を引く馬と同じく、それ以上に気性の激しい性格でした。

新潟競馬場の新馬戦でデビューしますが、競馬場に付くと豹変。
装鞍所で騒ぎ、急遽パドックでは池江師が二人曳きの用意をしレースでは斜行、あげく勝利後に鞍上の池添謙一騎手を振り落として放馬するといった暴れっぷりを見せ、勝利後の記念撮影が中止となるハプニングを引き起したほどです。

菊花賞でも三冠達成直後にまた池添騎手を落としたため、
「これがいつものオルフェーヴル」
「これもご愛嬌です。こんな三冠馬は初めてです」と実況から言われました。


それと同様に戦績も破天荒で、2011年に史上7頭目となる牡馬三冠を達成するとJRA賞最優秀3歳牡馬、JRA賞年度代表馬に選出、2012、2013年には2年連続で凱旋門賞に出走し、2年連続2着。
それぞれの年にJRA賞最優秀4歳以上牡馬に選出され、2014年には日本調教馬初のロンジンワールドベストレースホースアワードを受賞。2015年には史上31頭となるJRA顕彰馬に選定されました。


そんな中ネット上では阪神大笑点とあだ名される迷レース、阪神大賞典では騎手の指示を終始無視して逸走したのにも関わらず上がり3ハロン36.7秒と言う超ハイペースで追走すると2着でゴール。

乗っている池添騎手すら「追いかけんのかい!」とツッコミを入れ、1着となったギュスターヴクライの鞍上福永祐一騎手は、オルフェーブルが2着だったことに驚いて二度見しながら笑っていました。

そしてこのレース中の逸走によってオルフェーヴルには平地調教再審査が行われることになりましたが、これも三冠馬としては唯一の例でした。

  • 逸走決められた走路から大きく外れて走ること
  • 平地調教再審査競走馬としての調教が不充分であると認められる馬に対して課される物

厩舎では「必ず同じ馬房、同じ洗い場しか使わない」「必ず一番最初に馬房を出ないと気が済まない」「手入れは必要最低限しか許さない」と王様のような振る舞いをしながらも、飼い葉の食べ方は父や兄と同じお茶漬け方式。【飼い葉食べてすぐに水飲んで。をずっと繰り返した食べ方

放牧先のノーザンファームしがらきに勤めていた方のインタビューでは、
「うるさいというより、信じられないほど頭がよかった」
「恐ろしく記憶力がよかった」
「賢すぎて人間を困らせた」
と話していた記事があったほど、レース以外でも暴君は暴君であったようです。

「オルフェーヴルは馬じゃないような動物でした。馬の中に人間が入ってるくらいというような、すごい知能が高い馬です。西遊記という中国のお話で馬がいるじゃないですか。人間が馬に化けてるような、まさにそんな感じです」

池江親子: 二つの三冠、六つの有馬記念、永遠の遺産

引退後も「暴君」オルフェーブル

ゲーム内画像:オルフェーブルのひとコマ

2013年12月22日に行われた有馬記念で圧勝という有終の美で幕を閉じたオルフェーブルは引退後、種牡馬として社台スタリオンステーションで繋養されています。

毎年夏には池添謙一騎手が会いに行き、軽く撫でる程度に戯れているが22、23年と続けて前脚で素早く蹴られるので、2年連続で蹴られる人なんている?と驚く池添騎手に対して社台SS側曰く、
オルフェに触りに来る人は年間通して池添さんくらいしか来ないので他にはいない」とのこと。

他にも他の種牡馬に威嚇するので馬房をシャットアウトされる一晩ででかい穴を掘る悪いことに何か目標があるっていうか悪戯好き全部確信犯などヤンチャな性格は相変わらず。
引退しても暴君はたいへん元気に余生を過ごしているとのことでした。


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